「アイダ・ターベル ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリスト」古賀純一郎*1 著(旬報社)
「神から金儲けの能力を与えられたのだから、できるだけもうけ、仲間達のために使う、これが私の義務だ」と言って、手段を選ばぬ金儲け主義に走った20世紀最大の大富豪、ジョン・D・ロックフェラー。このロックフェラーを徹底調査し批判記事を書き続けてのがアイダ・ターベルでした。
「ロックフェラーは慈善活動を行いました。しかし、ビジネスから道徳を除外する彼のやり方は、手段を選ばぬ儲け主義となってアメリカ国民を不幸に陥れました。だからこそ、私はロックフェラーに闘いを挑んだのです」
歴史は繰り返す。それも違った顔をして現れます。
天の目は荒いように見えますが、その目は節穴ではありません。