「ザ・ファースト・カンパニー2018――創造と革新を求め続ける企業」ダイヤモンド経営者倶楽部 編(ダイヤモンド社)
優良企業を取材すると、商品やサービスの面白さだけでなく、思いがけない発見をすることがあります。それはモノを生み出すヒトの発見です。
イノベーションの難しさは、0を1にすることにあるとよく聞きます。1を2や3、百や千に増やすことよりも、何もないところから1を生み出すことの方が相当大変なのだといいます。世の中にないものを発見し開発することができたのはヒトの力があってこそ。ヒトの力が面白いのがこうした優良企業が持つ魅力なのかもしれません。
「ザ・ファーストカンパニー」のシリーズ第5弾。
420万社といわれる日本の企業のほとんどが、無名な中堅・中小企業である。しかしながら、メディアで目にすること、話題に上がる機会はほとんどないのが現状である。しかし、その中で新たなマーケットや技術を開拓し、その会社ならではの優位性を発揮し、社会に新たな価値を提唱、独自の地位・評価を確立している魅力的な企業は少なくない。
そんな業界の第一人者やオンリー・ワン企業を発掘し、日本の企業の可能性を世に知らしめ、起業を目指すものの指南書に、そしてやりがいのある職場を探すもの、新たなビジネスパートナーを探すものの手引書になることを本書では目指している。