「犬を飼う そして…猫を飼う」谷口ジロー 著(小学館)
ウェブサイト「ほぽ日」の人気コーナーの一つに「ドコノコ」という企画があります。
元々は糸井重里さんの愛犬を日記のように写真とエッセイで紹介していたものですが、主人公の犬が年老いていくにつれ、報告が途絶えがちになりました。
代わって掲載されるようになったのが読者から寄せられた我が家のペットの写真です。
それを見ているたびに、家族よりもおそらく家族に近い位置を占めているペットの存在に心を奪われるようになりました。
愛犬や愛猫たちは生きているうちに精一杯愛想を振りまき、短い命を終えるのだと、誰かが言っていたことばを思い出しました.
犬を飼う そして…猫を飼う (コミックス単行本)
犬と猫を愛するすべての人に
著者の実体験を基に、老いた愛犬の死までを丹念に描いた『犬を飼う』。
そして、愛犬の死後、行き場をなくしてやってきた猫たちとの生活を描いた『そして…猫を飼う』。
本シリーズに加え、谷口氏が犬と猫との生活を描いた珠玉のエッセイ『サスケとジロー』(全16000字超)、谷口氏の後期犬まんがの傑作『百年の系譜』を収録し、1冊丸ごと、犬と猫を題材とした作品集としました。
発表時に大反響を呼び、知る人ぞ知る名作として読み継がれる感動傑作、決定版としてついに登場!!
*本書は『犬を飼うと12の短編』(小学館)収録作品の一部を抜粋し、エッセイを加えて再編集した新装版となります。刊行にあたり、すべての原稿を新たに製版し、カラー画稿はすべて4色印刷にて収録、名作『犬を飼う』シリーズの決定版となります。