「幸せな名建築たち 住む人・支える人に学ぶ42のつきあい方」日本建築学会 編(丸善出版)
現代の名建築というとまず頭に浮かぶのが清家清さんの「私の家」ではないでしょうか。
庭に向かって開け放たれた間口から入った平屋建てのスペースはを家具や調度でゆるく仕切られているだけのさっぱりしたものです。ここで暮らす家族の幸せがズシンと響いてくるような建物から、しみじみ建築の持つ力を感じます。
建築家は構造や設計のプロであることはもちろん、人間の営みや芸術・アートにも通じていなくてはなりません。そのことを示唆してくれる事例集です。