「死ぬこと以外かすり傷」箕輪厚介 編(マガジンハウス)
出版不況が叫ばれている昨今です。
読者が注目するテーマを掘り当て、ベストセラーに作り上げる作家の存在は貴重です。
しかし、長距離走者に寄り添う監督のように、書き手を掘り起こし、能力を引き出し、煩わしい出版の工程を管理する黒子がることを忘れてはいけません。
「今、何が世の中に求められているのか」「個性的な書き手はいるのか」「タイミングはいつなのか」「元は取れるのか」。書き手と読者とを結ぶ存在が編集者です。
ふだん私たちは編集者の仕事ぶりを見ることができません。
しかし、優れた編集者の仕事を辿ることができれば、今という時代をもう少しシャープに捉えることができるはずです。
SNSなど個人メディアの普及は、雑誌などの情報系出版物に深刻な影響を与えているといわれます。
しかし、それでも出版は消えることはないと確信できるのは編集者がいるからだと思います。
死ぬこと以外かすり傷
堀江貴文『多動力』、落合陽一『日本再興戦略』、
佐藤航陽『お金2.0』、前田裕二『人生の勝算』など、
最前線で戦う起業家の著書を次々に
ベストセラーにしてきたその「剛腕」の秘密。
幻冬舎に身を置きながらも
月給の20倍もの収益を副業で稼ぎだす方法。
オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰し
1300名を集め、さまざまなイベントや
プロモーションで「熱狂」を生み出していく手法。
本書では新時代の哲学を体現する箕輪氏の「働き方」を、
32の項目として立てて紹介する。
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箕輪 厚介 マガジンハウス 2018-08-28