週刊東洋経済2018年9月1日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。
「WHAT HAPPENED 何が起きたのか?」
歴史上、最も論争的で結果が予測できない大統領選の最中に、著者は何を考え、
感じていたのか? 憤怒、男性上位主義、気持ちの激しい浮き沈み、フィクショ
ン以上の不可解さ、ロシアの妨害、そして、全てのルールを破る対抗者――嵐の
ような日々から解き放たれ、初めて大政党の大統領候補となった女性としての強
烈な体験を白日の下に。
ドナルド・トランプのような人間と大統領選を戦うとはどういうことか? 彼女
が犯した過ちとは? 衝撃的で破滅的な結末とどう折り合いをつけたのか? そ
して、元の自分に戻るための力をどのように得たのか? 全米大ベストセラー、
待望の邦訳!
ヒラリー・ロダム・
クリントン 光文社 2018-07-18
「戦火の欧州・中東関係史: 収奪と報復の200年」
「タネはどうなる?!~種子法廃止と種苗法適用で」
種子法廃止で、コメ、麦、大豆といった主要農産物の
「値段が上がる」?
「味がまずくなる」?
「食料不足を招く」?
「おなじみの品種が消える」?
「
遺伝子組み換え作物が席巻する」?
種苗法によって、農家は「自家採種ができなくなる」?
そして、安倍政権はなぜこのような政策を推進するのか?
大手メディアが報じない、数々の疑問と疑惑に元
農林水産大臣の
山田正彦が迫る!
「世界史を大きく動かした植物」
世界史を大きく動かした植物
一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした――。
私たちは人類の歴史について、よく知っている。少なくとも、そう思っている。しかし、本当にそうだろうか。人類は植物を栽培することによって農耕をはじめ、その技術は文明を生みだした。植物は富を生みだし、人々は富を生みだす植物に翻弄された。人口が増えれば、大量の作物が必要となる。作物の栽培は、食糧と富を生み出し、やがては国を生み出し、そこから大国を作りだした。富を奪い合って人々は争い合い、植物は戦争の引き金にもなった。
兵士たちが戦い続けるためにも食べ物がいる。植物を制したものが、世界の覇権を獲得していった。植物がなければ、人々は飢える。人々は植物を求め、植物を育てる土地を求めて彷徨った。そして、国は栄え、国は亡び、植物によって、人々は幸福になり、植物によって人々は不幸になった。
歴史は、人々の営みによって紡がれてきた。しかし、その営みには植物は欠くことができない。人類の歴史の影には、常に植物の存在があったのだ。さあ、人類と植物が紡いだ壮大なドラマの始まりである