「監禁面接」ピエール ルメートル 著(文藝春秋)
書店に秋を告げる本といえばミステリー関連の本です。
ミステリーは一年を通じて新刊が発行されていますが、本格的に読書家の関心を集め始めるのは夜が長くなる秋だと思います。
ピエール ルメートルは、ミステリー通ならば誰でも知っているフランスの人気作家。
彼の新作が季節の到来を知らせてくれます。
今回のテーマは一発逆転。内容を見ると「カイジ」を連想します。
ミステリーは、日本人作家による作品と外国人作家の翻訳作品に大きく分かれます。
外国人作家の本は前後二冊。あるいは上中下三冊などに分かれているものがあるので、書店は売り上げが倍になる楽しみがあります。
師走の頃には恒例のミステリー大賞が発表されます。今年は誰の作品がナンバーワンに輝くのか、ミステリーファンの眠れない夜が続きそうです。