本書では、様々なビジネスシーンで見聞する事実をベースに、25の葛藤物語を描いています。
どれも50歳前後のミドル世代が直面しやすい、人生を左右する「衝撃的な経験」ばかり。
他人から見たら、たわいもない出来事に感じる話もあるかもしれません。
けれど、どれも現実に自分が直面したら、そう簡単には解決できないのではないでしょうか。
50歳前後で多くの人が、「これからどう生きる?」という人生の課題を改めて突き付けられています。
会社の方針転換についていけずに右往左往し、本意とはいえない職場に異動する人もいるでしょう。
部下の育成に頭を悩ませる一方で、経営陣から強力な目標達成のプレッシャーをかけられる人、
自分の健康に不安を抱える中で、子育てや介護といった家族の問題に奮闘する人もいるはずです。
順風満帆な人は一握りに過ぎません。多くの人は、50歳を迎えて、「自らの未来」があまりにも茫漠と
していることに気づき、そして立ちすくんでいます。
けれど、50歳前後で受ける様々な“衝撃”は、実は貴重な経験でもあるはずです。
そこで生まれた「葛藤」や考え抜いたうえでの「決断」は、必ず明日の糧になります。
50歳になった人にも、これからなる人にも、本書を読めば必ず、何かの力を得ることができるはずです。