週刊東洋経済2018年11月3日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。
「サイバー空間を支配する者 21世紀の国家・組織・個人の戦略」
未来を制するのは誰か?後退する米国、台頭する欧州、支配力を高める中国。そして国家だけでなく、企業などの組織、個人がパワーを発揮するサイバー空間。その実態、支配力をめぐる競争の構図をはじめて明らかにする。
「リベラル再生宣言」
大統領選挙での敗北は、リベラル派の自壊による必然の結末――。
2016年11月の選挙直後に《
ニューヨーク・タイムズ》に寄稿され、大反響を呼んだ論考を書籍化。
鋭い分析で知られる
コロンビア大学教授が明快に語る、
社会の分断を乗り越え、
アメリカ政治を再生するための道筋とは。
マーク リラ,Mark Lilla
早川書房 2018-10-04
「京都の訪問診療所 おせっかい日誌」
開院して33年、手探りではじめた取り組みが花開いた。「住み慣れた家で暮らしたい」。「家族と一緒に生活がしたい」。患者の最期の願いに応える医療を模索してきた、医師と看護師たちの奮闘録。
「江戸の読書会: 会読の思想史」
儒学の学習のために始まった読書会=会読は、すぐに全国にひろがり、
蘭学、
国学塾でも採用された。それは身分制社会のなかではきわめて特異な、自由で平等な
ディベートの場、対等な他者を受け入れ競い合う喜びに満ちた「遊び」の時空でもあった。そこで培われた経験と精神は、幕末の処士横議を、民権運動の学習結社を、近代国家を成り立たせる政治的な公共性を、準備するものでもあった―。具体的な事例をたどり、会読の思想史を紡ぐ傑作!