エコノミスト2018年11月20日号レビュー欄で紹介されたビジネス書。
「サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル」
サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
ビジネスの世界は、いま2つの大きな変化に直面している。
1つは企業視点で、
従来のプロダクト販売モデルでは成長し続けるのが難しくなっていること。
もう1つは消費者視点で、
消費者の関心が「所有」から「利用」へと移行していることだ。
これらの問題に企業はどう対処すべきか?
その解決策として注目を集めているのが、
サブスクリプション型のビジネスモデルである。
サブスクリプションは古くから新聞の定期購読などで知られており、
一定の利用期間に応じて料金を支払う方式。
このモデルがいま注目されている背景には、
顧客との取引がデジタルデータで生成されるようになったことがある。
企業はサブスクライバーIDをきめ細かく管理し対応することにより、
顧客との長期的なリレーションシップを構築することができる。
ティエン・ツォ,ゲイブ・ワイザート
ダイヤモンド社 2018-10-25
「iPod特許侵害訴訟 アップルから3.3億円を勝ち取った個人発明家」
本書は、特許実務の専門家・
知財コンサルタントとして活躍する筆者が、当事者である斉藤氏および周辺関係者へのインタビューを実施。斉藤氏の戦いをノンフィクションで追跡しながら、特許戦略、特許に関わる諸問題のポイントを解説していくもの。一個人でも巨大企業を相手に勝てること。そのために必要な基本知識を実際例のなかで整理するとともに、一方で日本が抱える「
知財立国」実現をはばむ意外と語られていない問題点をもあぶり出す。
「没イチ パートナーを亡くしてからの生き方」
没イチ パートナーを亡くしてからの生き方
妻を、夫を亡くしたあなたへ――。
「逝ってしまった人の分まで人生を楽しむ」ススメとは?
夫を突然死で失った著者は、自らの境遇をバツイチならぬ「没イチ」と呼びます。
死別の喪失感は抱きつつも、せめて亡き人の分も楽しく生きようと提案します。
没イチゆえの人間関係や日常生活、さらに自身の終末期から死後まで――
知っておいて欲しい心得の数々を、
没イチ仲間の会「没イチ会」メンバーの体験談とともに一冊にしました。
一人になっても、人生は続いていく――。
小谷 みどり 新潮社 2018-10-11
「うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 」
『ふざけんな、ふざけんな、みんないい思いしやがって』空前の藤井フィーバーに沸く将棋界、突然の休場を余儀なくされた羽生世代の
棋士。
うつ病回復末期の“患者”がリハビリを兼ねて綴った世にも珍しい手記。