「新世界」西野亮廣 著(KADOKAWA)
常に挑戦を続け、常に注目を浴び続け、本を出版すれば全作ベストセラー。同世代を中心に圧倒的な支持を集め、自身が運営するオンラインサロンは国内最大。
時代を牽引する革命家・西野亮廣が語る「一歩踏み出す為に必要な情報」とは?
「ウォルトデズニーを倒すのが夢」
コンテンツに身を置くものなら想像もしない夢を語る西野亮廣。
倒せるか倒せないかはさておき、自分の可能性を広げ続ける発言や行動は、広く若い世代の注目を集めています。
自分の中に埋まっていた資源を掘り起こすこと。
掘り起こした資源は、毎日磨き続けること。
磨いた資源は宝にして売り出すこと。
売り出すための店や売り方は自分で作ること。
常識を破って商品はタダで提供したって構わない。
利益は後からついてくる。
笑いをとることを商売としていた著者の表現はわかりやすく刺激的です。
その真似はたやすいことではないにしても、自立して生きることへの勇気がもらえます。
本書の基本的な構造は「革命のファンファーレ」のようなアジテーション。檄文です。
大衆を扇動するのが目的ならファシズムです。
西野のことばからは大衆の中にいる一人に向けた励ましを感じます。
「芸人先生」が芸人のテクニックに学ぶビジネス書とすれば、西野亮廣の本は人生訓に近いもの。生き残るための心構えを解くものです。
働き方改革という玉虫色の言葉に騙されてはいけない。
生き残るためには自分の能力を高め、売る方法を常に考え、毎日積み上げるように腕を磨くことだ・・・
一歩踏み出す勇気が湧き出る一冊です。