本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

#高濱正伸、#相澤樹「あと伸びする子はこんな家で育つ」

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「あと伸びする子はこんな家で育つ」高濱正伸、相澤樹 著(大和書房)

少子高齢化働き方改革と言う二つの難題を前に、将来を担う子どもたちに大きな負担がのしかかっています。

経済的な余裕のない過程には格差社会と言う三つ目の難問も加わります。決定的な打開策は見当たりませんが、できる限りの予防策は打って起きたいのが親心と言うものです。

前提として頭に置いておきたいのは社会の構造が能力主義。できるできないと言うのではなく、自分の信用は自分で磨くと言う社会に変わっていくこと。そのためには自分の好きを妨げることなく伸ばしていく社会に変わっていくことです。

 

家庭環境に関して共感するものが多かったです。一番印象に残っているのは、あと伸びする子に共通してみられるのは「良質な集中力」を持っているという部分。先取り学習で、修学前にかけ算や漢字の読み書きが人より先にできることより、夢中になって取り組んでいることを見守ることが大切。様々な遊びから学ぶことも多いのでしょうね。また、「精神的な余裕」を持たせること。結局、精神的な強さや安定感(自己肯定感)は家庭での過ごし方に多いに関係するのですよね。夫婦仲がよいとか、安心感のある居場所があるかどうかなど。https://bookmeter.com/users/654096

堀江貴文さんや落合陽一さんなどが述べているように、興味のあることを一点突破で深掘りできる能力が求められる時代がやってきています。