本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

ビジネス書ベストセラー2018.11.24

週刊ダイヤモンド2018年11月24日号に掲載されたビジネス書ベストセラーです。

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1.「バカとつき合うな」

2.「頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法」

3.「学びを結果に変えるアウトプット大全」

4.「ポケット版「のび太」という生きかた」

5.「年収1億円になる人の習慣」

6.「1分で話せ」

7.「死ぬこと以外かすり傷」

8.「できる人は必ず持っている一流の気くばり力」

9.「嫌われる勇気」

10.「会社四季報

【ブックレビュー】BOOKS&TRENDS・週刊東洋経済2018.11.24

週刊東洋経済2018年11月24日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。 

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「崩れる政治を立て直す 21世紀の日本行政改革論」

人工知能はなぜ椅子に座れないのか: 情報化社会における「知」と「生命」」

フェルメール最後の真実」

【ブックレビュー】週刊ダイヤモンド2018.11.24

リブロプラス商品部担当者が選んだ ビジネス書です。

週刊ダイヤモンド2018年11月24日号

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「記者、ラストベルトに住む —— トランプ王国、冷めぬ熱狂」

「ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす「服」革命」 

「即動力」

#安藤百福「安藤百福 私の履歴書 魔法のラーメン発明物語 」

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安藤百福 私の履歴書 魔法のラーメン発明物語 」安藤百福 著(日本経済新聞出版社

 NHK連続テレビ小説まんぷく」モデル

 波瀾万丈の自伝!無一文から再起し、

 世界初の即席めん「チキンラーメン」、

 世界初のカップめん「カップヌードル」を生み出した、

 日清食品創業者・安藤百福氏のがむしゃら人生。

 

ピンチをチャンスに変えるという言葉を聞くと、

インスタントラーメンの開発者で知られる安藤百福さんを思い出します。

朝ドラマのキーキャラクターとして存在感を示す安藤百福

ドラマを楽しむ中高年視聴者にとっては昔の人。

懐かしい記憶を生んだ人物です。

しかし、同じ視聴者でも若い世代の視点で見ると違います。

彼の生き方は極めて示唆に富んだヒントに満ちています。

なぜなら、彼の行動は今の言葉でいうとスタートアップだからです。

大企業で消耗品になるより、自ら突破口を切り開けという活力を感じます。

多動力が資本というベンチャー企業

先駆者としての安藤さんの自伝は生きる知恵に満ちています。

 

 
 
 
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❋ . 朝のコーヒーとともに♡ . #魔法のラーメン発明物語 #安藤百福 著 #日経ビジネス文庫 2008年8月1日 第一冊発行 . . “インスタントラーメン”の生みの親であり かの有名な「日清食品」の創業者である著者の自叙伝📖 . また著者は10/1スタートの#朝ドラ 『#まんぷく』のモデルとなった方 . . ******************** 偉人の自叙伝を読むメリットのひとつは その一冊から数多くの学びが得られること . 「食足世平(食足りて世は平やか)」 「今日の非常識は明日の常識」 . 今日の常識を造った先人の努力と経験は 現代を生きる私たちに気付きを与えてくれる . ▽▽▽▽▽ 本書の読み方として「解説→本編」の流れで 読むことをおすすめします😊 . #日経新聞 に連載されていたということもあり 短編集なので気軽に読めると思います . . #コーヒー #coffee #コーヒーと本 #コーヒーはブラック派 #本 #book #books #bookstagram #読書日記 #読書記録 #読書録 #活字中毒 #本が好き #読書タイム #読書の秋 #積読 #本が好きな人と繋がりたい #読書が好きな人と繋がりたい #読書生活 #朝活 #朝読書

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「食足世平(食足りて世は平やか)」

「今日の非常識は明日の常識」

今、私たちが立っている生活基盤は確かなものでしょうか。

確かなものだと感じているのは単なる錯覚にすぎなくて、

"根拠なき自信"に踊らされているだけなのではないでしょうか。

昭和な人たちがノスタルジックに語る安藤百福像に惑わされてはいけません。

チキンラーメンの発明者という、何かヒヨコちゃんのようなふんわり優しい発明家としてではなく、

時代の常識を疑い、それまでになかったものを見つける人。

「ゼロからイチ」を生み出すイノベーター。

現代に置き換えるとスティーブ・ジョブスやピーター・ティールをイメージして読んでいくのが正しい読み方です。 

 

#岡崎大輔「なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?」

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「なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか?」岡崎大輔 著(SBクリエイティブ

実業家の増田宗昭さんはTSUTAYAで知られるカルチャーコンビニエンスクラブの創業者です。東京代官山の蔦屋や二子玉川蔦屋家電のように書店に空間という付加価値をつけた提案は、消費者に受け容れられました。その増田さんが「これからの書店は儲からない」と悲観的なことを書いていたことを思い出しました。

ではこれからヒットするものは何かとの問いに「多分残された分野はアートしかない」というのです。この言葉通り、TSUTAYAが乗り出したのがギンザシックス。その中心商品がアートでした。

欲しい商品瞬時に手に入るようになった現代。モノに対する所有欲はモノのなかった時代と比べその力を失っています。新しいあいであや商品が登場してもその賞味期間は短くなりました。

そのことに誰よりも先に気づいているのが企業を担うトップエリートたちであることは、アップルの経営思想を見るだけでわかります。

価格では戦えない。戦ったとしても消耗戦にならざるを得ず、それが社会の格差をますます深刻化させるだけなのです。

そこで再発見されているのがアートという審美眼です。

アートはその良し悪しを判断するための数的な根拠がありません。

数的な根拠を指標にしてきたのが旧来の経営感覚です。しかしそれでは消費のながれをつかむことができない。数的な根拠はないけれど人の感動を呼び起こすものを生み出すことがこれからの生きる道だということをトップエリートたちは気づいているのです。

エリート向けの美術啓蒙本に注目が集まる理由はなんなのか、美しいアートの裏側に目をこらす姿勢を持つことが肝心です。

 

#各務葉月「食品工場の中の人たち」

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「食品工場の中の人たち」各務葉月 著(KADOKAWA

近頃注目の同人コミック。

閉じた世界、好事家向けの印象を長らく引きずってきたこの世界も変革の動きが起きています。自主制作漫画の発表するメディアを同人誌と言います。その同人誌を持ち寄って売り買いするのがコミックマーケット。略称コミケというイベントです。このイベントの中心をになってきたのは二次制作いわゆる原作コピーコンテンツや幼女趣味オタク系の色彩が強いコンテンツです。最近はオリジナルの作品を主に扱うイベントも人気を集めています。それが同人イベント「コミティア」です。劇場版アニメが話題になった漫画家こうの史代さんもコミティア出身。気骨のある作家が生まれる登竜門として存在感を高めています。

本作「食品工場の人たち」もコミティアで話題をさらいました。

読み手の感動や共感を生み出すのは作品の中に描かれるリアルな人の生き方や作者の観察眼です。事実の克明な描写は見る人の心をゆさぶります。神は細部に宿ると言われるのはそのためです。

差別や偏見、人権問題を抱えるがゆえに実写では描きにくい素材があります。社会の中で見過ごされがちな現場です。

不可視の社会。見て見ぬ振りをせさせるを得ない仕事の現場は、私たちの生活を最も裏で支えています。

作者はその現場の体験を元に現場を再構成。見て見ぬ振りをせざるを得ない私たちにある種の覚悟を迫ります。

楽しく読みながら心にくさびを打ち込まれるような感触を味わうことが格差社会を生きていく力に変わるのです。

 

#牧大介「ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている」

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「ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている」牧大介 著(木楽舎

年末のこの季節になると話題に登る「ふるさと納税」。

地域の活性化を祈念して位置づけられた策ですが、話題の中心は返礼品とか控除の話ばかりが目立って見えます。

ことの本質はそこではなくて、持続可能な経済の仕組みをどう組み立てるかが課題のはずでしょう。そのためには志を持った人材がのびのびと活躍できる場を提供すること。もしくは発信力を伸ばすこと。さらに力になろうというひとを結びつけることではないかと思います。

ローカルベンチャーというタイトルの本書は、当たり前のことを当たり前のように綴った本です。

その当たり前のことが輝いて見えるのがすごく不思議な世の中に私たちはいることに気付かされます。

読後感はものすごく静か。

静かなだけに自分で答えを見つけないといけません。

答えを見つけるために現場を訪ねて見たくなる。おそらく著者の狙いはそこにあるはずです。