本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

【ブックレビュー】BOOKS&TRENDS・週刊東洋経済2019.2.9.

週刊東洋経済2019年2月9日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。 

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越境の国際政治

戦争や迫害によって移動を強いられる人々,観光や留学,商業目的で自ら移動する人々。現代の世界は,多くの人々が国境を越えて行き交っている。こうした人の移動は国家と国際政治にどのような意味を持っているのかを,国際政治学の観点から多角的に検討する。

 

考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門

「考えることは大事」と言われるが、「考える方法」は誰も教えてくれない。ひとり頭の中だけでモヤモヤしていてもダメ。人と自由に問い、語り合うことで、考えは広く深くなる。その積み重ねが、息苦しい世間の常識、思い込みや不安・恐怖から、あなたを解放する―対話を通して哲学的思考を体験する試みとして、いま注目の「哲学対話」。その実践から分かった、難しい知識の羅列ではない、考えることそのものとしての哲学とは?生きているかぎり、いつでも誰にでも必要な、まったく新しい哲学の誕生。

タネと内臓‐有機野菜と腸内細菌が日本を変える

遺伝子組み換え大国アメリカはもちろん、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、ロシア、中国、韓国まで、世界中の母親や農家が、農薬漬けの農業を見直して種子を守り、農作物や加工食品の質を問い直す農政大転換が始まっている。なぜ、日本だけ主要農産物種子法が廃止され、発がん物質として世界が忌避する農薬の食品への残留基準が規制緩和されていくのか。緩和の事実がなぜ日本の大手メディアでは報道されないのか。世界の潮流に逆行する奇妙な日本の農政や食品安全政策に対して、タネと内臓の深いつながりへの気づきから、警鐘を鳴らす。一人ひとりが日々実践できる問題解決への道筋を示す本。

ルポ企業墓 高度経済成長の「戦死者」たち

高野山比叡山にそびえ立つ“異形"の墓石群……それらは、何を「封印」してきたのか?企業とは誰のものか、企業にとって“死"とは何か……「日本人と企業」「企業と宗教」の関係に肉薄する衝撃のルポルタージュ!企業墓の裏に隠された“栄枯盛衰"のドラマの数々!
そごう(現:西武・そごう)/ミノルタカメラ(現:コニカミノルタ)/福助/大阪自彊館/シニア総合サポートセンター/松下電器産業(現:Panasonic)/和歌山県商工信用組合(破綻)/興紀相互銀行(破綻)/森永乳業/千代田生命保険(現:ジブラルタ生命)/新明和工業/日本生命/コクヨ/大阪印刷関連団体協議会/凸版印刷/南海電気鉄道/日本しろあり対策協会/ヤクルト本社/キリンビール...and more