本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

外国人の本

円相場の動きが微妙な昨今、街を歩く外国人の方も増えています。

日本の生活や習慣は彼らの目にどのように映るのでしょうか。

f:id:tanazashi:20160215181750j:plain

 

 一般書店と比べて放送局の書店では外国人との関わりを扱った出版に注目が集まります。鉄道時刻表や旅行情報誌、旅行ガイドブックの出版で知られるのが「ジェイティービーパブリッシング」もその一つ。

f:id:tanazashi:20160215181334j:plain

 日本の生活を英文対訳のバイリンガルで紹介するシリーズは放送局員にも人気です。 外国に取材に行ったり、外国向けの番組を作ったりする機会が多いからなのかもしれません。ポケットサイズのコンパクトな本ですが、なんといってもこの本の特徴は親しみやすさにあります。

ページをめくるとイラストが目の中に飛び込んでくるからです。

 

f:id:tanazashi:20160215180716p:plain

背広姿の眼鏡をかけた男が麻雀を楽しみながらゴルフの本を読んでいます。いまでこそ和製英語のサラリーマンという言葉は世界で使われる言葉になりました。外国人の目に日本はどのように映っているのか想像しながら読む楽しさもあります。

 

f:id:tanazashi:20160215181414p:plain

年配のサラリーマンがパソコンを前に困った顔をしています。観光ガイドという視点というより、私たち日本人が日常疑問を抱かずに振る舞う行為など、むしろ生活習慣の違いに焦点を当てているのもこのシリーズの特徴です。

 

f:id:tanazashi:20160215181530p:plain

もらったばかりのボーナスが風に乗って飛んで言ってしまうところなど、苦笑いが出そうな内容もあり、外国の視点で日本を見ると意外な発見があるかもしれません。 

 

f:id:tanazashi:20160215181428j:plain

 内容も、オタクの聖地アキハバラや人気の浅草の特集などバラエティがあふれたシリーズです。書店で見かけたら手にとってお確かめください。