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本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

ランキングです。 

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東京堂書店神田神保町店調べ(2月7日)

 

1「本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録」辻山良雄 著(苦楽堂)

「自分の店」をはじめるときに、大切なことはなんだろう?物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。堀部篤史さん(誠光社店主)との特別対談を収録。

本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録

本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録

 

 

2「音の糸」堀江敏幸 著(小学館

静かに響きわたる、著者初の音楽エッセイ

小学生の時に友人の家で聴いたカラヤンのレコード、中学校の音楽室で耳を傾けたブラームス、日曜朝のFM放送、故郷でストーヴを焚きながら聴いた灯油の臭いのするカセットテープ、大学生になって、抽選で当たって訪れた“はずだった”、あるピアニストのコンサート……。
音の記憶の糸をたぐり寄せ、絡まった糸を一本ずつ解きほぐしていくと、そこには何が見えてきたのであろうか――。
《音の糸は音の意図。場合によっては神の意図にもなる。翻弄されるのはつねにこちらのほうであって、だからこそ音楽との一対一の関係に適度な緊張が生まれてくる。どんなに絡まり合っていても、それが音楽にまつわる身分証明である以上、むげに断ち切ることなど、いまもこれからもできはしないだろう》(本文より)
50篇で綴る、音楽と記憶の断片。

音の糸

音の糸

 

 

3「ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・ 飯田橋VOL.8」 (Sweet Thick Omelet)

ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・ 飯田橋VOL.8 ([テキスト])

ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・ 飯田橋VOL.8 ([テキスト])

 

 

4「本をつくる」という仕事 」稲泉連 著(筑摩書房)

ミスを無くすための校閲。衣装を着せる装丁。むろん紙がなければ本はできない。印刷、製本、書体など本を支えるプロに話を聞きにいく。

「本をつくる」という仕事 (単行本)

「本をつくる」という仕事 (単行本)

 

 

5「唐獅子株式会社 小林信彦コレクション 」小林信彦 著(フリースタイル)

スター・ウォーズ」から「源氏物語」まで──ギャグとナンセンスとパロディの一大狂宴!社内報の発刊、放送局、映画製作、音楽祭…… 大親分の思いつきで、今日も始まる新・任侠道。『唐獅子源氏物語』をも含む初の全作収録版!

唐獅子株式会社 (小林信彦コレクション)

唐獅子株式会社 (小林信彦コレクション)

 

 

6「覗くモーテル 観察日誌」ゲイ・タリーズ 著(文藝春秋

天井裏に自分だけの覗き部屋を作ったモーテル経営者、30年の奇妙な記録

1980年のはじめ、著者のもとに一人の男から奇妙な手紙が届く。
男の名はジェラルド・フース。コロラド州デンヴァーでモーテルを経営しており、複数の部屋の天井に自ら通風孔と見せかけた穴を開け、秘かに利用者たちの姿を観察して日記にまとめていると言う。
男を訪ねた著者が屋根裏へと案内され、光の洩れる穴から目撃したのは、全裸の魅力的なカップルがベッドでオーラルセックスにはげむ姿だった――。
ヴェトナム戦争で傷ついた兵士とその妻の行為から、不倫や同性愛、グループセックス、さらには麻薬取り引きの絡んだ殺人事件まで、三十年に及ぶ記録からはアメリカの世相、性意識の変化が見えてくる。

覗くモーテル 観察日誌

覗くモーテル 観察日誌

 

 

7「狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ梯久美子 著(新潮社) 

島尾夫妻それぞれの日記や手紙、草稿、ノート、メモなど、膨大な未公開資料によって妻・ミホの生涯を辿る、渾身の決定版評伝。

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

 

 

8「Y先生と競馬」坪松博之 著(本の雑誌社

諸君、競馬を十年間続けるってのは大変なことなんだよ。

没後20年が過ぎてもなお、熱狂的なファンを持つ作家・山口瞳が、もっとも愛した趣味のひとつである競馬を、ともに賭けめぐった「直系」師弟の編集者が綴る評伝エッセイ。

「数年間にわたるこの競馬同行は私にとって、まさに緑鮮やか、ふかふかなターフの上を歩く、夢のような至福の日々でもありました」と記されるとおり、東京競馬場はもちろん各地の競馬場をともにし、競馬専門誌、スポーツ新聞、競馬新聞、パドックを読み解き、「地引き網」「底引き網」「ナンキンタマスダレ」といった独特の買い方を克明に活写。まるで山口瞳が生き返ったかのようで、一所懸命働く人は、一所懸命遊ぶ人でもありました。

そして、二人の間には、作家と編集者という関係を越え、互いが互いを思いやる親愛の師弟の情が結ばれる。

Y先生と競馬

Y先生と競馬

 

 

9「出版営業ハンドブック 実践編―老舗出版社の極意・中堅出版社の挑戦と販売戦略」岡部 一郎*1著(出版メディアパル)

 

10「死してなお踊れ」栗原康 著(河出書房新社

壊してさわいで燃やしてあばれろ! 踊り念仏の一遍がダメな者たちをこそ救うためにアナーキーに甦る。注目の著者による渾身の力篇

死してなお踊れ: 一遍上人伝

死してなお踊れ: 一遍上人伝

 

 

 

*1:1947年、千葉県出身。銀行、書店、出版社勤務を経て出版プロデューサーとして独立