ランキングです。
- 1「本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録」辻山良雄 著(苦楽堂)
- 2「音の糸」堀江敏幸 著(小学館)
- 3「ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・ 飯田橋VOL.8」 (Sweet Thick Omelet)
- 4「本をつくる」という仕事 」稲泉連 著(筑摩書房)
- 5「唐獅子株式会社 小林信彦コレクション 」小林信彦 著(フリースタイル)
- 6「覗くモーテル 観察日誌」ゲイ・タリーズ 著(文藝春秋)
- 7「狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ」梯久美子 著(新潮社)
- 8「Y先生と競馬」坪松博之 著(本の雑誌社)
- 9「出版営業ハンドブック 実践編―老舗出版社の極意・中堅出版社の挑戦と販売戦略」岡部 一郎*1著(出版メディアパル)
- 10「死してなお踊れ」栗原康 著(河出書房新社)
1「本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録」辻山良雄 著(苦楽堂)
「自分の店」をはじめるときに、大切なことはなんだろう?物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。堀部篤史さん(誠光社店主)との特別対談を収録。
2「音の糸」堀江敏幸 著(小学館)
静かに響きわたる、著者初の音楽エッセイ
小学生の時に友人の家で聴いたカラヤンのレコード、中学校の音楽室で耳を傾けたブラームス、日曜朝のFM放送、故郷でストーヴを焚きながら聴いた灯油の臭いのするカセットテープ、大学生になって、抽選で当たって訪れた“はずだった”、あるピアニストのコンサート……。
音の記憶の糸をたぐり寄せ、絡まった糸を一本ずつ解きほぐしていくと、そこには何が見えてきたのであろうか――。
《音の糸は音の意図。場合によっては神の意図にもなる。翻弄されるのはつねにこちらのほうであって、だからこそ音楽との一対一の関係に適度な緊張が生まれてくる。どんなに絡まり合っていても、それが音楽にまつわる身分証明である以上、むげに断ち切ることなど、いまもこれからもできはしないだろう》(本文より)
50篇で綴る、音楽と記憶の断片。
3「ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・ 飯田橋VOL.8」 (Sweet Thick Omelet)
ランチパスポート神保町・御茶ノ水・水道橋・ 飯田橋VOL.8 ([テキスト])
- 作者: 発行 DRCマーケティング
- 出版社/メーカー: Sweet Thick Omelet
- 発売日: 2017/01/11
- メディア: 単行本
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4「本をつくる」という仕事 」稲泉連 著(筑摩書房)
ミスを無くすための校閲。衣装を着せる装丁。むろん紙がなければ本はできない。印刷、製本、書体など本を支えるプロに話を聞きにいく。
5「唐獅子株式会社 小林信彦コレクション 」小林信彦 著(フリースタイル)
「スター・ウォーズ」から「源氏物語」まで──ギャグとナンセンスとパロディの一大狂宴!社内報の発刊、放送局、映画製作、音楽祭…… 大親分の思いつきで、今日も始まる新・任侠道。『唐獅子源氏物語』をも含む初の全作収録版!
6「覗くモーテル 観察日誌」ゲイ・タリーズ 著(文藝春秋)
天井裏に自分だけの覗き部屋を作ったモーテル経営者、30年の奇妙な記録
1980年のはじめ、著者のもとに一人の男から奇妙な手紙が届く。
男の名はジェラルド・フース。コロラド州デンヴァーでモーテルを経営しており、複数の部屋の天井に自ら通風孔と見せかけた穴を開け、秘かに利用者たちの姿を観察して日記にまとめていると言う。
男を訪ねた著者が屋根裏へと案内され、光の洩れる穴から目撃したのは、全裸の魅力的なカップルがベッドでオーラルセックスにはげむ姿だった――。
ヴェトナム戦争で傷ついた兵士とその妻の行為から、不倫や同性愛、グループセックス、さらには麻薬取り引きの絡んだ殺人事件まで、三十年に及ぶ記録からはアメリカの世相、性意識の変化が見えてくる。
7「狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ」梯久美子 著(新潮社)
島尾夫妻それぞれの日記や手紙、草稿、ノート、メモなど、膨大な未公開資料によって妻・ミホの生涯を辿る、渾身の決定版評伝。
8「Y先生と競馬」坪松博之 著(本の雑誌社)
諸君、競馬を十年間続けるってのは大変なことなんだよ。
没後20年が過ぎてもなお、熱狂的なファンを持つ作家・山口瞳が、もっとも愛した趣味のひとつである競馬を、ともに賭けめぐった「直系」師弟の編集者が綴る評伝エッセイ。
「数年間にわたるこの競馬同行は私にとって、まさに緑鮮やか、ふかふかなターフの上を歩く、夢のような至福の日々でもありました」と記されるとおり、東京競馬場はもちろん各地の競馬場をともにし、競馬専門誌、スポーツ新聞、競馬新聞、パドックを読み解き、「地引き網」「底引き網」「ナンキンタマスダレ」といった独特の買い方を克明に活写。まるで山口瞳が生き返ったかのようで、一所懸命働く人は、一所懸命遊ぶ人でもありました。
そして、二人の間には、作家と編集者という関係を越え、互いが互いを思いやる親愛の師弟の情が結ばれる。
9「出版営業ハンドブック 実践編―老舗出版社の極意・中堅出版社の挑戦と販売戦略」岡部 一郎*1著(出版メディアパル)
出版営業ハンドブック 実践編―老舗出版社の極意・中堅出版社の挑戦と販売戦略 (本の未来を考える=出版メディアパル)
- 作者: 岡部一郎
- 出版社/メーカー: 出版メディアパル
- 発売日: 2017/02
- メディア: 単行本
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10「死してなお踊れ」栗原康 著(河出書房新社)
壊してさわいで燃やしてあばれろ! 踊り念仏の一遍がダメな者たちをこそ救うためにアナーキーに甦る。注目の著者による渾身の力篇
*1:1947年、千葉県出身。銀行、書店、出版社勤務を経て出版プロデューサーとして独立