「何をやっても、だいじょうぶ」山田宗正 著(飛鳥新社)
とんちで有名な一休禅師を開祖とする大徳寺の塔頭寺院「真珠庵」。
桃山時代の絵師・長谷川等伯による方丈襖絵でも知られる古刹です。
真珠庵第27世住職の山田宗正*1さんは個性派和尚として知られています。
形式にとらわれない一休禅師の教えを汲み、自らの指導による坐禅体験や、
文化財の特別拝観、さらには手塩にかけて作った料理で来客をもてなしたりします。
「人が集まってこない寺では意味がない」と語る山田宗正さん。
禅を通じて多くの人々と交流し、自由に生きるこころを説き続ける和尚さんの初出版です。