週刊東洋経済2018年12月15日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。
- 「中央銀行: セントラルバンカーの経験した39年」
- 「フューチャー・ウォー: 米軍は戦争に勝てるのか?」
- 「語り継ぐこの国のかたち」
- 「社会的共通資本の外部性制御と情報開示 統合報告・認証・監査のインセンティブ分析」
週刊東洋経済2018年12月15日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。
居酒屋チェーンでアルバイト経験のある人は必ず口にするのが「キツイ」と言う言葉です。
勤務時間も長時間。深夜遅くまで働久野は当たり前。客との応対で体力も心もすり減ったと言う声をよく聴きました。
その労働条件を生み出しているのが消耗戦に例えられる価格競争です。弱肉強食の世界の裏側にはどんな世界が広がっているのか。テレビのバラエティでは華やかに紹介される飲食店の世界がどんな人たちによって支えられているのか、告発調のルポルタージュではなくベンチャー企業のせんじんあらそいと言う起業家の視点で捉えた本です。
外食産業を目指す人や、業界の裏事情を予習しておきたいマスコミ関係者にとっては目を通しておきたい参考書。何より大勢の人間が実名で掲載されているところにリアリティがあります。
三省堂書店有楽町店主任が選んだ ビジネス書です。
週刊ダイヤモンド2018年12月15日号
1.天国大魔境
3.彼方のアストラ
4.ブルーピリオド
6.昭和天皇物語
7.ルーザーズ
8.極主夫道
8.来世は他人がいい
10.天地創造デザイン部
11.北北西に曇と往け
12.衛府の七忍
12.ここは今から倫理です。
14.累ーかさねー
15.風都探偵
16.銀河の死なない子供たちへ
16.月曜日の友達
16.地獄楽
19.ザ・ファブル
19.我らコンタクティ
3.凪のお暇
4.違国日記
5.おじさまと猫
8.ちいさこの庭
8.マキとマミ
10.君は春に目を醒ます
11.生理ちゃん
13.マグメル深海水族館
14.コールドゲーム
15.さめない街の喫茶店
16.独身OLのすべて
16.ゆりあ先生の赤い糸
16.ララバイ・フォー・ガール
19.うたかたのダイアログ
19.墜落JKと廃人教師
週刊ダイヤモンド2018年12月15日号に掲載されたビジネス書ベストセラーです。
「レジャー雑誌のターゲットは仲間や家族、カップルや職場といった"相手がいる人たち"だったはず」
そんな思い込みが音を立てて崩れ去るような特集企画です。
クリスマスと言うイベントや、宴会シーズンを迎え、出版社にしても需要がメジャーな方に視点が向きます。
そんな中、正反対の読者層を狙った企画を、街歩き企画の老舗「東京ウォーカー」が打ち出しました。
「ひとりで読んでください。」とコピーはまさに逆張りです。
誰かと行くことを前提とした企画はそれなりの需要はあるかもしれないけれど、それを選ばないという人も増えていて、それなりの需要も実はあるのではないか。
企画からは未開の土地を開拓するような匂いを感じます。
なるほど、仲間と語らいながら街歩きを楽しむ人は多いかもしれませんがすべてではありません。
一人の立場に立って見るとよくわかります。
誰かがいれば行くけど、一人ではなかなかいけない場所がある。
楽しみの輪に入れない疎外感や、一人でいることに対する格差感を感じる人がいる。
理由は様々ですが、一緒に楽しむと言う視点が際立てば立つほど一緒でない人たちの存在が見えなくなります。
そこに大勢の読者がいたとしても、見ようとしない限り読者はいないままなのです。
しかし、世の中の繋がりはどんどんパーソナルなものに変化しています。一緒に街を歩くではなく、一人で街を歩くと人称を変えただけで世界のあり方、世界観ががらりと変わるような驚きを感じました。
「誰かと過ごすことを前提とした"ウォーカー"に疲れた。疑問を感じた」編集者自らが気づいた企画は人にも伝わる強さを持ちます。