本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

春ドラマ原作本

ドラマを見てから本を買う人と、見る前に読む人の割合が拮抗している放送局の書店です。春ドラマの原作本がどんどん入荷中です。

 

f:id:tanazashi:20160322152410j:plain

 

www.amazon.co.jp

 

 

BARレモン・ハート SEASON2」 BSフジ

 シリーズ累計865万部を超え、酒好きの大人達から圧倒的な支持を受けている、コミックス 「BARレモン・ハート古谷三敏著が原作。酒にまつわるうんちくを知ることにより、お酒の好きな人はより深い味わいに。これまであまり飲まなかった人も飲みたくなる。大人の男女が知的に満足できる、新発想の番組形式です。「酒場放浪記」とあわせて見たくなるテレビかも。

BARレモン・ハートカクテル大事典―BARレモン・ハートSPECIAL VERSION

BARレモン・ハートカクテル大事典―BARレモン・ハートSPECIAL VERSION

 

 「重版出来!」 TBS

小学館の『月刊!スピリッツ』にて2011年から連載中の 「重版出来!」松田奈緒子著が原作。マンガは編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。女子柔道部出身の女性編集者が七転び八起きしながら成長する人間ドラマです。「書店ガール」「舟を編む」で感動したあなたにぴったり。

「ディアスポリス-異邦警察-」 TBS 

 ディアスポリス 異邦警察』(ディアポリス いほうけいさつ)は、漫画・すぎむらしんいち、脚本・リチャード・ウーによる青年漫画作品です。

ディアスポリス?異邦警察?(1) (モーニングコミックス)
 

「最後のレストラン」 NHK BS 

歴史上の偉人が、命を落とす間際になぜかタイムスリップしてくるレストランを舞台としたグルメコメディ「最後のレストラン」藤栄道彦著が原作。*1織田信長マリー・アントワネットカエサル坂本龍馬ジャンヌ・ダルクといった人々に、戸惑いながらも絶品料理を振る舞うオーナーシェフ・園場の活躍が描かれます。

最後のレストラン 1巻

最後のレストラン 1巻

 

「鼠、江戸を疾(はし)る 2」 NHK 

赤川次郎の同名小説のドラマ化。やっと活字系の原作が登場しました。時代劇もめっきり少なくなりました。江戸の町を駆け抜けるネズミが時代劇復活の火付け役になるでしょうか。

鼠、江戸を疾る (角川文庫)

鼠、江戸を疾る (角川文庫)

 

「早子先生、結婚するって本当ですか?」 フジ 

木曜10時枠の連続ドラマ木曜劇場は婚活4コマ漫画が原作です。自身のブログ『早子先生の婚活白書』で掲載している漫画『早子先生、婚活の時間です』『早子先生、結婚はまだですか?』が単行本になりました。立木早子 著(イーストプレス

この作品は、いわゆる「婚活HOW TOドラマ」ではなく、周囲に巻き込まれて、結婚に向かって動き始めた早子が、時に傷つきながらも運命の人と巡り会うべく奮闘していくストーリーで、木10らしい恋愛要素だけではなく、ひとりの人間として、ひとりの女性として「結婚とは」「家族とは」そして「人生とは」をつかんでいく、笑って泣けるヒューマンドラマです。

「植物男子ベランダー season3」 NHK 

いとうせいこう著「ボタニカル・ライフ―植物生活」の実写化。第三クールに突入しました。

ボタニカル・ライフ―植物生活 (新潮文庫)

ボタニカル・ライフ―植物生活 (新潮文庫)

 

「その「おこだわり」、私にもくれよ!!」 テレビ東京 

漫画家・清野とおるが描くコミック『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』(講談社/モーニング連載)を題材にした作品。番組では「台本を無視していい」と言うドキュメンタリー監督の松江哲明によって、松岡を始めとした、出演者のリアルな感情や素の反応が作品の中に表現されています。

「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」TBS 

「夢をかなえるゾウ」「LOVE理論」で知られる水野敬也の著書「 スパルタ婚活塾」を原案にドラマ化する。人気脚本家である金子ありさ*2が脚本を務めることでも話題となっています。

スパルタ婚活塾

スパルタ婚活塾

 

不機嫌な果実テレビ朝日 

林真理子の小説のドラマ化です。脚本は江頭美智留、小山正太。 

不機嫌な果実 (文春文庫)

不機嫌な果実 (文春文庫)

 

「火の粉」 フジテレビ 

雫井脩介著のサスペンス小説が原作。子供を含む一家三人が命を落とした事件の裁判から物語が始まります。土曜夜23時台の「オトナの土ドラ」という枠です。

火の粉 (幻冬舎文庫)

火の粉 (幻冬舎文庫)

 

「昼のセント酒」テレビ東京

ノスタルジックな銭湯×酒エッセイが全10話。『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の久住昌之が描く、楽酔エッセイが原作。テレビ東京で毎週土曜24:20から放送。ドラマ「孤独のグルメ」の制作陣が再結成し、撮影には都内の銭湯や居酒屋が使用されているとのことです。

昼のセント酒

昼のセント酒

 

「お迎えデス。」  日本テレビ

コミックスは花とゆめコミックス既刊5巻、白泉社文庫全3巻(花とゆめコミックスの内容から読切5本を抜き、描き下ろし数本を加えたもの)。 『LaLa』2016年4月号(2016年2月24日発売)より連載が再始動。

お迎えです。(白泉社文庫版) 1

お迎えです。(白泉社文庫版) 1

 

「一路」 NHK 

父の不慮の死により家督を相続、交代寄合蒔坂家の御供頭として江戸への参勤を差配することになった小野寺一路、十九歳。二百年以上前に記された家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、古式に則った行列を仕立て、いざ江戸見参の道中へ。ストーリーテラー浅田次郎の時代小説は2010年「中央公論」に連載されました。

一路(上) (中公文庫)

一路(上) (中公文庫)

 

*1:新潮社の『月刊コミック@バンチ』に2011年4月号から隔月連載中。単行本は2015年12月現在、既刊7巻。

*2:1973年制。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒。1995年に第8回フジテレビヤングシナリオ大賞で「ときわ菜園の冬」で大賞受賞。これをきっかけに、1996年の「TOKYO23区の女」(フジテレビ)で脚本家デビュー。「ナースのお仕事」シリーズ(2000年から参加)、「電車男」がある。