本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

安ければいいというものでもない

連休の楽しみの一つが新古書店のフェアです。フェアでは表示価格からさらに20%引きになるということもあり、連休に遠出しなかった人でにぎわっています。

基本、新古書店の商品は一点物なので、出ものは躊躇せず手に入れるのが鉄則だと思います。

池澤夏樹氏の世界文学シリーズの一冊、アップダイクの「クーデタ」を発見しました。外観は汚れもなく、ほとんど手つかずといった商品が割引価格(408円)で手に入りました。

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帰宅してページをめくると、赤いものが目に入ります。

大学の刻印と除籍のスタンプです。

前の所有者が傍線を引いてあったり、著者のサインが入っていたりという本は見たことがありますが、それなりの機関の名前が入った本は初めてです。

除籍という刻印があるから助かりましたが、それでも不安なモノを掴まされた気持ちはぬぐいきれません。とりあえず「レアもの」のコレクターアイテムを手に入れたと自分に言い聞かせることにしました。

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どうやら、安さに惑わされて不安を掴んでしまったようです。

価格に惑わされず、しっかり中身まで確認したいと思います。

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