写真集の棚がいつのまにかネコ本に覆い尽くされています。
動物写真家の岩合光昭さんが、世界各地のネコたちを、ネコ目線で撮りまくったドキュメンタリー番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』。がどうやらブームに火をつけたのではないでしょうか。書店の入り口に飾ったところ「招きねこ」のようにネコ本が集まってきました。
「『いい猫だね』僕が日本と世界で出会った50匹の猫たち」岩合光昭 著(山と渓谷社)
岩合光昭さんが旅先で出会った忘れられない猫50匹について語るフォト&エッセイ。アフリカ、ガラパゴス、オーストラリアなど、世界中をフィールドに活躍する動物写真の第一人者、岩合光昭さんの人生にはネコが大きな存在を占めています。ともに暮らした最初のネコから、旅先で出会ったネコまで、岩合光昭さんがいままでに出会った忘れられないネコたちについて語ります。
「岩合さんのマネはできないよ」という人。安心してください。飼いネコたちの一日をじっくりと観察してみたくなる本が登場しました。
「ネコ暮らしネコ遊び 」C・R・K design 著(グラフィック社)
普段は知ることの出来ない様々な58匹の愛おしいネコたちの暮らしぶりを、お茶目な写真、飼い主さんの苦労話や愛猫への気遣いなどを含めて編集。ネコ好きさんたちの心をつかむ盛りだくさんの内容で紹介しています。
その辺であくびをしているネコたちも、近くで見ると魅力たっぷり。写真集にすると人間のアイドル写真集のように見えるから不思議ですね。
クスッと笑える4コマ漫画、ネコ語録、ネコたちの行動パターンがわかる、おうちの中のけもの道、ネコたちが喜ぶ手作りおもちゃのアイデアや遊び方などのお役立ち情報も詰まっています。
ネコ暮らしネコ遊び [ C・R・K design ]
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ネコはアート好きな人たちの心をつかんで離しません。写真より絵が好きな人にはこんな本をおすすめします。
「ねこの絵集」ブリティッシュ・ライブラリー(グラフィックス社)
古くは1170年から1936年まで、ブリティッシュ・ライブラリーが所蔵する、著名なアーティストたちのねこのイラストが1冊にまとめられています。『不思議の国のアリス』のチェシャねこなど、有名なねこキャラも続々登場し、収録点数は100点以上。貴重かつ珍しい作品ばかりで、ねこファンならずとも、必見のヴィジュアルブックです。
イラスト集には写真集にはないイマジネーションを感じます。
外国人の視点と日本人のイメージの違いを比較してみるのもたのしいものです。
ネコ本は続々登場中です。被写体として身近なこと、キャラクターが尖っていること、誰でも簡単に撮れることなどいいことづくめ。しばらくブームは去りそうにありません。
「キュッとはまった猫」グラフィック社編集部(グラフィック社)
思わず見てしまうかわいい猫の写真が満載。まるで自分の好きな猫写真を集めたアルバムのようなデザインの写真集です。
いわゆる「パラパラマンガ」千円近い商品です。どんな人が買うのだろうと思っていましたら、こんな使われ方がありました。おそらく商品はボロボロになるまで使い込まれるのでしょうが、それはそれで幸せを感じます。
届いたときは、小さいので高いな、と思いましたが、孫(二歳)おおよろこび!自分で何回もぱらぱらめくって遊んでいました。機械のおもちゃに慣れているのでかえって新鮮なんですね。
キャラの猫もいい味です!ぺろっとなめられる感触を味わえますよ。