期待の大型新人です。
「ブラタモリ (1) 長崎 金沢 鎌倉」NHK「ブラタモリ」制作班(KADOKAWA/角川書店)
第1巻では2015年度放送の第1回から第6回の長崎、金沢、鎌倉での内容を収録。
街の成り立ちを、土地や建物に残された痕跡から、歴史・文化・地質学などさまざまなアプローチで掘り下げ、これまでとは一味もふた味も違うディープな街歩きを楽しめます。
「ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田) 」NHK「ブラタモリ」制作班(KADOKAWA/角川書店)
第2巻ではスペシャルで放送された東京駅、3回連続放送で話題を呼んだ富士山、そして大河ドラマ「真田丸」ゆかりの土地である上田・沼田を収録。
街の成り立ちを、土地や建物に残された痕跡から、歴史・文化・地質学などさまざまなアプローチで掘り下げ、これまでとは一味もふた味も違うディープな街歩きを楽しめます。
さまざまな街の成り立ちをタモリさんならではの視点で探っていく人気番組「ブラタモリ」の書籍第1巻と第2巻が同時発行されました。11月末にかけて第6巻まで刊行予定だそうです。
立ち入り禁止とはいっても、秘密ではなく一般客が見学するには安全管理上ムリがありすぎる場所などを、特別の許可を得て探検するのがこの番組の醍醐味です。あわせて、歴史的な秘話も掘り下げて紹介されるため、生きた歴史・・それも生活史に近い歴史が頭に入ります。
ブラタモリで定時番組となったこのフォーマットは、NHKではかなり昔から様々な番組の形で試作を続けてきました。
「ブラタモリ」が最初に放送されたのは2008年のことでした。「笑っていいとも」「ミュージック・ステーション」などレギュラー番組を抱えたタモリ氏は売れっ子で、NHKは20年近くレギュラー番組を持っておらず、コネもない状態でした。過去の放送実績をふまえ担当プロデューサーは正面から交渉をして、出演にこぎ着けたのだそうです。
このへんの事情を踏まえながら、番組を見ると新しい発見があります。
「時代をつかむ!ブラブラ仕事術」尾関憲一 著(フォレスト出版)
タモリが地図を片手に歩きながら、都会の地形や都市の秘密に迫る街歩き番組は、当初、「マニアにしか受けない」と言われながら、大きな反響とファンを獲得した。本書は、そんなヒット番組『ブラタモリ』を作り上げたプロデューサーの、ヒットの裏側と仕事の流儀を紹介する。