2017-12-24 蜂飼耳が選ぶ2017今年の三冊 選書 メシュガー シンガー最晩年の到達点―ヒトラーの恐怖を生き延びて、それぞれニューヨークに辿り着いたユダヤ難民たち。常に死を意識しながらも新たな生を模索する彼らだが、作家アーロンは、その中の一人の女性ミリアムに強く惹かれていく。やがて彼女の“暗黒”の過去が暴かれていくが…。「お話の名手」であるシンガーが自らの作家人生をリアルに織り込みながら描く最晩年の必読長篇。 posted with ヨメレバ アイザック・バシェヴィス シンガー 吉夏社 2016-12-20 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 7netで購入 図書館で探す 冬の日誌 いま語れ、手遅れにならないうちに。肉体と感覚をめぐる、あたたかな回想録。幼いころの大けが。性の目覚め。パリでの貧乏暮らし。妻との出会い。自動車事故。暮らしてきた家々。記憶に残る母の姿と、その突然の死。「人生の冬」にさしかかった著者が、若き日の自分への共感と同情、そしていくぶんの羨望をもって綴る「ある身体の物語」。現代米文学を代表する作家による、率直で心に沁みるメモワール。 posted with ヨメレバ ポール オースター 新潮社 2017-02-28 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 楽天koboで購入 7netで購入 図書館で探す カシス川 7年前に彼を癌で亡くし、父を見送った私の腸に、癌が見つかった。これで私はようやく休める、私は腹の中に「楽園」を抱え込んでいるのだ。告知を平然と受け止めた私は、ともに暮らす要介護4の母との入院を心に決めた。 posted with ヨメレバ 荻野 アンナ 文藝春秋 2017-10-05 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 楽天koboで購入 7netで購入 図書館で探す