「知略を養う 戦争と外交の世界史」出口治明 著(かんき出版)
経済界きっての読書人として知られる出口治明さんの新刊です。
著者の出口さんはトークショーでお話を伺ったことがあります。
関西なまりが少し入った三重弁で、大好きな歴史の話を語る出口さんの語り口に
観衆は楽しみながら聞き入っていたことを思い出しました。
保険会社の経営者として知られる出口さんは、歴史に関する豊富な知識を持つ教養人です。
京都大学で講演した内容をまとめた「仕事に効く 教養としての「世界史」」はベストセラーになりました。
中国で発明された紙が画期的な発明と言われるのはなぜか?
世界史を変えた真の主役は北方騎馬民族。ではなぜ騎馬民族は攻めてきたのか?
私たちが学校で学んできた"退屈な"「歴史」も、視点を変えて見ることで謎が解けるように面白くなってきます。
その出口さんが戦争と外交という切り口で世界史を読み直そうしとした本です。