冗談かっ!と思いました。
書店がはじめたのが平凡社ライブラリー「超凡フェア」。
書店のノリではなく、版元が自ら持ち込んできた企画です。
平凡社ライブラリーは1993年創刊。
古今東西の名著800余冊を刊行してきた、まじめなシリーズなのですけどね。
出版社がその気になると面白い企画がたつんですね。
平凡ではなく超凡というキャッチで売り出すこの企画。
シリーズを実際に手に取って見ることができます。
なぜ「非凡」を選ばなかったかというと、
平凡社新書のフェアで使っているからだとか。
非凡で通しても良かったのではないかと書店員はつぶやいてました。
気になるのがフェアのシンボル。
アイキャッチの主人公を務めるキャラクターです。
本屋でんすけ「にゃわら版」のキャラクターだそうです。
この"でんすけ”は池袋の立教大学の構内にあるセントポールプラザ書店のスタッフが発行しているフリーペーパーの主人公。
その活躍ぶりに目をつけた出版社がフェアの助っ人をお願いしたらしいのです。
平凡社新書はこのたび、平凡社の非凡性を1200%発揮する
【平凡社新書非凡フェア】を開催します。
今回のオビは、書店員さんに絶大な人気を誇る
【にゃわら版のでんすけ】!
このオビのお陰で、書店さんからの申込が例年の2倍!
新書で「非凡」を使ってしまったわけですね。
大がかりな広告を経費をかけて作るより、
身近な題材や才能を使って売り出した方が、
お客さんに喜んで貰えるというのが最近の傾向かもしれません。
でんすけがメジャーな存在に育つかどうか注目です。