「あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方」齋藤利勝 著(集英社)
60歳で定年を迎えても、年金が振り込まれる65歳までは5年というブランクがあります。また、65歳で再雇用先を退職した後もそろそろ体がヤバイかなという年齢までかなりの時間がのこそれています。
ひと昔前ならば、退職金を使って海外旅行に行ったり、田舎ぐらしを楽しむなんていうのんきな生活も夢ではありませんでした。しかし、今は違います。
書店に並ぶ「定年」本の多くは、不安を感じる定年世代が読者ターゲットであり、今の世相をあらわす現象でもあるように思います。
ライフプランの立て方、年金や保険、投資信託などのお金の話、膨大な時間の過ごし方・・・会社勤めを終えたサラリーマンにとって初めて知るものばかりです。
しかし、どの本を読んでもあまり詳しく説明されないのが、仕事の見つけ方。
若い世代が手に取るライフハック本が自分にあった具体的な仕事探しに重点が置かれているのに対し、定年世代の仕事探しの方法は誰も語ってくれませんでした。
簡単な仕事ではありませんが「顧問」というキーワードに響く定年世代も多いように思います。
あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方
単なる「顔役」ではなく、企業の問題解決にあたる
エキスパートとしての“新しい顧問"の需要が増加中。
長年の会社員経験こそ「宝の山」!
あなたのキャリアをお金に変える
「新しい働き方」の提案。
<もくじ>
序章 あなたのキャリアをお金に変える「新しい働き方」がある
・定年世代のキャリアを活かす「顧問」という働き方
・新しい顧問業の時代が到来!
・顧問とコンサルタント、どう違うの?
・高まる企業ニーズと派遣会社の参入で顧問マーケットは急速に拡大中
・少子高齢化で、定年世代の活躍は必須
・実務経験があれば、誰もが顧問になれる時代
・定年世代より下の世代にも注目される顧問業