本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

ビジネス書ベストセラー2018.9.8

週刊ダイヤモンド2018年9月8日号に掲載されたビジネス書ベストセラーです。

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1.「スタンフォード式 疲れない体」

2.「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」

3.「1分で話せ」

4.「東大読書」

5.「10年後の仕事図鑑」

6.「大人の語彙力ノート」

7.「一流の気くばり力」

8.「学びを結果に変えるアウトプット大全」

9.「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」

10.「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」

【ブックレビュー】話題の本・週刊エコノミスト2018.9.11

エコノミスト2018年9月11日号レビュー欄で紹介されたビジネス書。

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「子育て経営学 気鋭のビジネスリーダーたちはわが子をどう育てているのか」

「戦火の欧州・中東関係史: 収奪と報復の200年」

「ロシアと中国 反米の戦略」

「新書885日航123便墜落 最後の証言」 

#出口治明「知略を養う 戦争と外交の世界史」

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「知略を養う 戦争と外交の世界史」出口治明 著(かんき出版)

経済界きっての読書人として知られる出口治明さんの新刊です。

著者の出口さんはトークショーでお話を伺ったことがあります。

関西なまりが少し入った三重弁で、大好きな歴史の話を語る出口さんの語り口に

観衆は楽しみながら聞き入っていたことを思い出しました。

保険会社の経営者として知られる出口さんは、歴史に関する豊富な知識を持つ教養人です。

京都大学で講演した内容をまとめた「仕事に効く 教養としての「世界史」」はベストセラーになりました。

中国で発明された紙が画期的な発明と言われるのはなぜか?

世界史を変えた真の主役は北方騎馬民族。ではなぜ騎馬民族は攻めてきたのか?

私たちが学校で学んできた"退屈な"「歴史」も、視点を変えて見ることで謎が解けるように面白くなってきます。

その出口さんが戦争と外交という切り口で世界史を読み直そうしとした本です。

 

#六月柿光「警視庁犯罪被害者支援室の女」

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「警視庁犯罪被害者支援室の女」六月柿光 著(小学館

コミックは楽しみの一つです。

しかし、テーマや取材がシッカリした作品に出会うと、楽しみながら学ぶ。気がつくといった得した気分になります。

書店には取材関係者が良く立ち寄ります。

放送局で働く記者が、駆け出しのころ必ず担当する仕事がサツ回り。

警察取材です。警察幹部の顔色を伺いながらニュースネタを探る仕事で、結構キツイ仕事です。

「夜回り、朝駆け」とは、警察幹部が公務を終え自宅に戻ったところを捕まえて話を聞くこと。世間話の微妙なあやの部分に特ダネが隠れていることがあるからです。

世の中の悪党を相手にする警察関係者は、男女問わず必然的に威圧的になります。パワハラの象徴のような人たちの相手をする取材者も無意識のうちに威圧的な態度が伝染します。ですから、放送局の中でも記者の存在は雰囲気だけでわかると言われます。

その潮目に変化が現れてきたのはつい最近。本書で描かれるような犯罪被害者の存在に光が当たり始めたのがきっかけでした。

権力を持つ側が抱える不合理な体質も、世論の動きに譲歩せざるを得ない時代を迎えていることが、こうした作品の中から読み取れます。

 

犯罪被害者に「寄り添う」という任務…!

警察官の夫が謎の自殺を遂げ、その真相をいぶかしながらも
幼い息子・光(ひかる)を一人で育てる主人公・静(しずか)。

大学院で学んだ心理学を武器に
「犯罪被害者支援室」という部署で働く彼女は、
現実の残酷さ・不可解さに打ちのめされながらも
持ち前のまっすぐな正義感と、人を思いやる心を失うことなく
少しずつ成長してゆく…!

 

【ブックレビュー】BOOKS&TRENDS・週刊東洋経済2018.9.1

週刊東洋経済2018年9月1日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。

 

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「WHAT HAPPENED 何が起きたのか?」

「戦火の欧州・中東関係史: 収奪と報復の200年」

「タネはどうなる?!~種子法廃止と種苗法適用で」

「世界史を大きく動かした植物」

#箕輪厚介「死ぬこと以外かすり傷」

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「死ぬこと以外かすり傷」箕輪厚介 編(マガジンハウス)

出版不況が叫ばれている昨今です。

読者が注目するテーマを掘り当て、ベストセラーに作り上げる作家の存在は貴重です。

しかし、長距離走者に寄り添う監督のように、書き手を掘り起こし、能力を引き出し、煩わしい出版の工程を管理する黒子がることを忘れてはいけません。

「今、何が世の中に求められているのか」「個性的な書き手はいるのか」「タイミングはいつなのか」「元は取れるのか」。書き手と読者とを結ぶ存在が編集者です。

ふだん私たちは編集者の仕事ぶりを見ることができません。

しかし、優れた編集者の仕事を辿ることができれば、今という時代をもう少しシャープに捉えることができるはずです。

SNSなど個人メディアの普及は、雑誌などの情報系出版物に深刻な影響を与えているといわれます。

しかし、それでも出版は消えることはないと確信できるのは編集者がいるからだと思います。

 

【ブックレビュー】週刊ダイヤモンド2018.9.1

リブロ営業推進部マネージャーが選んだ ビジネス書

週刊ダイヤモンド2018年9月1日号

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