「言葉は口に出しているうちに本当になったりする」
心に残る言葉は短くそして核心を突いています。最近のアニメには、心を揺さぶるメッセージ性の強い作品も少なくありません。アニメ原作のコミックスもまた高い水準の作品が話題を集めています。
がノイタミナで放送中です。2015年度第四期のアニメ番組が1月スタートしました。中でも期待しているのが本作です。第一話は事件に巻き込まれた主人公が窮地を脱し過去にさかのぼるところまでテンポ良く描かれていました。原作はサスペンスの王道を行くストーリーが人気ですが、主人公の内面描写や貧困、いじめなど社会性を兼ね備えた読み応えある作品です。
著者の三部けい氏*1はかつて荒木飛呂彦氏のアシスタントをしていた経験があると聞きました。作品に感じる作者の力量、力強い構成力の源がわかったような気がしました。
荒木氏は「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」(集英社新書)の中で映画「バタフライエフェクト」を高く評価しています。バタフライエフェクトではタイムリーブ*2が使われています。フォーマットは料理する作者のものの見方や考え方次第で変わることがわかります。
※コミックスは放送局の書店に置いていないのです。(話題作だけでも取り扱ってくれないものでしょうか。)