本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10

新書部門のランキングです。 

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福岡丸善博多店調べ(4月10日~16日)

 

  1. 「家族という病2」下重暁子 著(幻冬舎)幸せな家族を幻想し、理想の夫婦像、親子関係を築かねば、とストレスを高じさせる日本人。本書では、家族のしがらみや囚われの多い日本の実態を一刀両断。「欧米人は日本の家族が理解できない」「子供を無理心中に巻き込むおかしさ」「なぜ不倫で女ばかりが責められるのか」といった日本独特の家族の謎に迫るほか、「年を取ることは個性的になること」「親の介護を楽しむ極意」「男の本音を見抜く方法」「自分を家族から解放する」等々、家族という病を克服し、より充実した人生を送るヒントを示唆。60万部突破のベストセラー『家族という病』、待望の第2弾。
  2. 「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」堀江貴文 著(SBクリエイティブ)
  3. ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」」荒木香織*1 著(講談社)五郎丸選手がキック前に見せる独特のポーズが生まれるまでの鶸などを語る。
  4. 「本物の英語力」鳥飼玖美子 著(講談社)発音はハチャメチャと完璧の間を狙う。語彙を増やすためには、とにかく「たくさん」読む。文法がまちがっていると「教養がない」と思われる。好きなこと、関心があることで英語を学ぶ。など、話すための基本、難関の試験克服法など日本人が「英語の壁」を乗り超えるための新常識10を伝授。
  5. 「京都ぎらい」井上章一 著(朝日新聞出版)
  6. 「戦略がすべて」瀧本哲史 著(新潮社)
  7. 「戦争交響楽 音楽家たちの第二次世界大戦中川右介 著(朝日新聞出版)クラシック音楽の本場ドイツに誕生したヒトラー政権。多くの音楽家たちはその時代に翻弄されることになる。独裁体制から逃れるために亡命した人、一方で祖国に留まり政権の宣伝塔となった人…。ドイツ陣営、非ドイツ陣営に二分された音楽家約100人による錯綜する幾重もの物語。
  8. 「家族という病」下重暁子 著(幻冬舎
  9. 「学びとは何か――〈探究人〉になるために」今井むつみ 著(岩波書店)「学び」とは、あくなき探究のプロセスだ。たんなる知識の習得でなく、新しい知識を生み出す「発見と創造」こそ本質なのだ。本書は認知科学の視点から、生きた知識の学びについて考える。古い知識観──知識のドネルケバブ・モデル──を脱却し、自ら学ぶ力を呼び起こす、画期的な一冊。
  10. 小泉今日子はなぜいつも旬なのか」助川幸逸郎 著(朝日新聞出版)小泉今日子。どのようにして、年齢や時代に上手に寄り添ってきたのか?彼女が芸能界にデビューした80年代から現代までの「女の子」のありかたの変遷と、それらに対するキョンキョンのスタンスを描き出すことで探る。

*1:1973年、京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部准教授。京都女子中学・高校から日本大学文理学部在学中は、短距離陸上選手として国体などに出場。その後、スポーツ心理学を学び、ノーザンアイオワ大で修士ノースカロライナ大グリーンズボロ-校で博士課程を修了。エディ・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)に請われて、2012年からラグビー日本代表のメンタルコーチを務めた