コミックコーナーに急遽面陳されたのは
東京国際映画祭の特別招待作品としても上映されるなど、公開を前に関心が高まっています。
原作は、第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したこうの史代さんの同名マンガ。心に染みるこの原作を、映画『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督がアニメ映画化。NHK「花は咲く」アニメ版で感動を呼んだふたりが再びタッグを組む。クラウドファンディングを実施し、日本全国多くからの「この映画が見たい」という想いで製作が決定。6年の歳月をかけ徹底的な考証を行い、広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)など、現在は見ることができない街並みも活き活きと再現。主人公のすずさんたちをまるで実在したかのように描き出す。大変な毎日でも工夫を凝らして生きていく、すずさんの姿が、全ての世代に静かで確かな勇気を与える。
展示スペースが限られているだけに、コミックコーナーの棚づくりもかなり絞り込まなければなりません。新刊やベストセラー作品を漫然と置くだけではほかの書店に力負けは必至です。 普遍的な作品や、切れ味の鋭い作品などが欲しいと言っていた書店員に、「クラウドファンディング」や映画祭の話をしたところ、店側は大いに乗り気になり、まとめて入荷が決まりました。(立ち話で選書が決まるところにフットワークの軽さを感じますが、同時に責任の2文字が背筋を走り抜けました)
推薦した以上、売り上げが伸びないと信用問題になりますので、あわててPOPをつくって応援です。上は、アニメ映画の原作を意識してメッセージをたてたパターン。下はあらすじを意識した説明主体と、2枚をつり下げます。
仕事の一環として買い求められるケースが多いことから、お客さんである放送局員の反応が楽しみです。
1月18日追記
当初1ヶ月で縮小する予定だった、「この世界の片隅に」セットの面陳は、3ヶ月経とうとする現在も読者がついています。これまでに5回の補充をおこないました。コミックというより文芸書に近く、ことばの一つ一つに作者の仕掛けが埋め込まれているように、深読みができるという評価です。
美術手帳の2月号で、片渕監督がいくつかの質問に対する回答を語っています。右手を失うことで自立した大人になれたすずさんの話とか、失った右手があの世から届けたメッセージとしての右手の歌の意味とか、実に深い。一度映画を見て泣いて、二度目で発見をして、三度目でまたわからなくなるという映画の魔力が続く限り、コミックも売れ続けるように思います。
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