月間ランキングです。
日販調べ(1月26日~2月22日)
- 1「蜜蜂と遠雷」恩田陸 著(幻冬舎)
- 2「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和 著(サンマーク出版)
- 3「君の膵臓をたべたい」住野よる 著(双葉社)
- 4「コンビニ人間」村田沙耶香 著(文藝春秋)
- 5「幼女戦記」カルロ・ゼン 著、篠月しのぶ 画(KADOKAWA)
- 6「えんとつ町のプペル」にしのあきひろ 著(幻冬舎)
- 7「がん消滅の罠 完全寛解の謎」岩木一麻 著(宝島社)
- 8「よるのばけもの」住野よる 著(双葉社)
- 9「結物語」西尾維新 著(講談社)
- 10「夜行」森見登美彦 著(小学館)
1「蜜蜂と遠雷」恩田陸 著(幻冬舎)
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
2「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和 著(サンマーク出版)
喫茶店の名は、フニクリフニクラ。座席には不思議な都市伝説があった。その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという。ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった。あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡。
3「君の膵臓をたべたい」住野よる 著(双葉社)
偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった―圧倒的デビュー作!
4「コンビニ人間」村田沙耶香 著(文藝春秋)
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。
5「幼女戦記」カルロ・ゼン 著、篠月しのぶ 画(KADOKAWA)
シカゴ学派な超リアリストのエリートサラリーマンだった主人公。ある日、自分がリストラを勧告した社員の逆恨みによって駅のホームから突き落とされ死亡するも、創造主を自称する「存在X」から悔悛を強要され、異世界へと転生させられてしまう。そこは、小銃と魔導宝珠を友とする魔導兵が陸海空で軍の最精鋭として戦う、魔法と硝煙漂う世界だった
6「えんとつ町のプペル」にしのあきひろ 著(幻冬舎)
ペン一本で描いたモノクロ絵本で世界を圧倒したキンコン西野が、業界の常識を覆す完全分業制によるオールカラー絵本!参加イラストレーター・クリエイター総勢33名!
「信じぬくんだ。たとえひとりになっても。」
7「がん消滅の罠 完全寛解の謎」岩木一麻 著(宝島社)
日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金3千万円を受け取った後も生存しており、
それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが4例立て続けに起きている。不審を抱いた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 岩木一麻
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: 単行本
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8「よるのばけもの」住野よる 著(双葉社)
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く、住野よる待望の最新作!!
9「結物語」西尾維新 著(講談社)
怪異譚となる前の“風説”を取り締まる直江津署風説課で働きはじめた警察官・阿良々木暦。町を離れた、ひたぎと翼。二十三歳になった三人が選ぶ道と、暦が最後に伝える想いとは…?知れば知るほど、知らないことが増えていく―これぞ現代の怪異!
10「夜行」森見登美彦 著(小学館)
僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」