本屋は燃えているか

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介護破産 離職は最悪の選択

介護は人ごとではなく、明日はわが身の問題です。必要なのは資金計画を見直す勇気です。

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「介護破産」結城康博、村田くみ 著(KADOKAWA

長寿は「悪夢」なのか!? 介護によって始まる老後貧困の衝撃!

高齢者一人の介護に必要な金額をご存知でしょうか?

諸々の費用と平均介護期間から計算すると、
その額は546万1000円になるとのことです。

もちろん、これに日々の生活費が加算されますが、この金額は高いと思われるでしょうか、それとも安いと思われるでしょうか?

介護のために資産を失う「介護破産」が最近話題となっています。
実は介護破産の原因には、単に資産の多寡だけでなく、介護に関する「情報量」も大きく関わってくるのです。

そのため、「546万1000円」という金額を安いと感じた人も、決して、介護破産と無縁ではありません。

高齢者およびその子どもである現役世代は皆、「介護破産」と無関係どころか、いつの日か、確実にその当事者になることを覚悟しなければならないのです。

本書では現在介護生活を送っている人々の生の声をルポしつつ、介護をするにあたり知っておきたいお金のこと、法律面のことなどに言及。

介護で将来破綻するような悲劇を防ぐための方法論を記した一冊です。


【目次】
第1章 崖っぷちの日本の高齢者たち (村田くみ)
第2章 働き盛りを襲う「介護離職」 (村田くみ)
第3章 介護にはいくらかかるのか? (結城康博)
第4章 認知症トラブルと家族の責任 (村田くみ)
第5章 厳しさを増す介護をめぐる制度 (結城康博)
第6章 「介護破産」は避けられる (結城康博)

自分の親と、連れ合いの親のダブル介護に迫られて離職することになった先輩がいます。話を聞くと自分の老後にもつながる話なのですが、"老後の沙汰も金次第"という気持ちがしてなりません。健康な毎日が過ごせるならば年金でカツカツ生活してゆけますが、買い物などのライフラインが自宅から離れている人や、健康を害したり、認知になったりしたら お手上げです。しかし、年金の仕組みや介護の仕組みは初心者にはわかりにくく作られているため、ざっくりどれだけ必要なのか知りたくなったら、専門家に聞くしかありません。

離職は最悪の選択という指摘は正鵠を得たアドバイスです。判断に迫られる局面を迎える前に、一刻も早く資金計画を立てることが必要であることが解ります。社会制度がウンチな今の現状では、早めに着手することが最善の予防策のような気がしてなりません。 

介護破産 働きながら介護を続ける方法

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