エコノミスト2018年7月10日号レビュー欄で照会されたビジネス書
「太陽を創った少年:僕はガレージの物理学者」
14歳の核物理学者はどうして生まれたのか?9歳でロケットを実作した、
アメリカ・
アーカンソー州の早熟の天才、テイラー・ウィルソンは11歳の若さでさらなる野心に燃えていた。祖母がくれた本に刺激を受け、
核融合炉を自宅で創ろうと決意したのだ。危険と隣り合わせのそんな作業を、子どもがやってのけられるはずがないという大人の常識をしり目に、彼には自分がやれるという自信と勝算、そして適切な知識があった。「ギフテッド」といわれる天才児にもさすがにムリかと思えることが、なぜできたのか。息子を見守る両親の苦労、大学教員をはじめとする教育関係者の奔走。彼のそばで直接取材したジャーナリストが語るサイエンス・ノンフィクション。
「民主主義のあり方」が問われている―。
朝日新聞のスクープで明るみに出た
森友学園と
加計学園をめぐる問題。永田町・
霞が関を揺るがし続ける報道の裏側には、情熱を燃やしつつ、冷徹に事実を見極める記者たちの地を這うような取材があった。国有地取引をめぐる不当な値引きはされたのか、
獣医学部新設について首相側は関与したのか―。「権力」のあり方を不断に問い続けるジャーナリズムの「現場」がここにある。2017年度
JCJ(
日本ジャーナリスト会議)賞大賞、第22回
新聞労連ジャーナリズム大賞受賞。
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」
投資ファンドのビジネスの現場で実践しているノウハウを広く開陳して現在日本が直面する大きな課題、中小企業100万社が廃業するといわれる「大廃業時代」への一つの解決策を提示。Web「現代ビジネス」の人気連載を書籍化!あかるい資本家への道。
「からだが生きる瞬間 〔竹内敏晴と語りあった四日間〕」
真に「私」が「私」であるために
衝撃作『ことばが劈かれるとき』以来、「からだ=ことば」の視点から人と人との関係を問うてきた演出家・竹内敏晴が、スポーツ、武道など一流の「からだ」の専門家たちと徹底討論。「じか」とは何かという竹内晩年のテーマを追究した未発表連続座談会の記録を、ついに公刊。
●竹内敏晴、40年目の発見を余すところ無く語る未発表座談会
竹内 敏晴,三井 悦子,稲垣 正浩,加藤 範子,河本 洋子,瀧元 誠樹,竹谷 和之,奈良 重幸,林 郁子,船井 廣則,松本 芳明 藤原書店 2018-05-25
「戦前の大金持ち」
出口 治明,稲泉 連,山川 徹
小学館 2018-05-30