「ひそねとまそたん 公式設定資料集」ポストメディア編集部 編（一迅社）
「シン・ゴジラ」監督の樋口真嗣(原作・総監督)、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」脚本の岡田麿里(原作・シリーズ構成)、 「ウゴウゴルーガ」等のキャラクターデザインを手がける青木俊直(キャラクター原案) など、強力なスタッフが、たぶんシャレ半分で取りかかった変化球アニメーションが「ひそねとまそたん」。
タイトルは主人公の甘粕ひそねと、彼女が搭乗する戦闘機・・・正確には軍用機に擬態したドラゴンのオリジナル物語です。監督の妄想がアニメーションとして結実する様は、まさに大人向けの絵本の世界。
アニメの世界観は緻密な取材に裏打ちされています。
制作スタッフの知識を共有するために必要な「ガイドブック」が公式設定集です。
スタッフの間で怖れられているのが「軍警察」や「兵器警察」「メカ警察」。
設定を無視したり、事実と異なった作画をしたりすると、その世界の情報に精通したアニメファンから放映後にきついクレームが寄せられるからです。
別の視点から見ると、設定集は正確な資料集と言えるかも知れません。
伊藤嘉之(キャラクターデザイン・総作画監督)
河森正治(メインメカニックデザイン)
コヤマシゲト(モンスターコンセプトデザイン)
okama(コンセプトデザイン)
平澤晃弘(美術デザイン)
金子雄司(美術監督)
武半慎吾(ゲストメカニックデザイン)
出渕裕(デザインワークス)
