「気分が楽になる気がします」「いつ発売されるのでしょう」「人を上手に探してきますね」・・・ミドルエイジ(特に女性層)を中心に静かに読者を増やしつつある「つるとはな」長らくお待たせしました。第4号が店頭に並びます。
「明日どうなるかは わからないからね」
「ただ与えると 満ちてくる」
表紙を眺めるだけで今日の一日がいとおしくなってきます。
「つるとはな第4号」
「つるとはな」は、マガジンハウスでながらく「Olive」の編集長をつとめ、「Ku:nel」を創刊した名物編集者・岡戸絹枝さんが独立して創刊した雑誌です。岡戸さんを支えるのが松家仁之さんをはじめとしたそうそうたる方々です。松家仁之さんは新潮社で
「考える人」と「芸術新潮」の編集長をしていた小説家です。
雑誌のテーマは一本の強いスジに貫かれています。それは「人生の先輩に聴く」。その道一筋に極めてきた人も登場すれば、ごく普通の人たちの暮らしや生活も掲載されています。日常のなにげない風景や会話の中に、耳を澄ますときこえてくるものがあります。幸せとはこんなひとときなんだろうなと、開くたびに心がときめいてくるような雑誌です。
人生の先輩たちにもっと話を聞きたいという皆さん。こんな人生が送れたらすばらしいなと実感できるだと思います。
大変長らくお待たせいたしました!「つるとはな」4号ができました。
今回は卓球の話をイギリスまで出かけてスクープ(といっても誰も追いかけてきませんが)! 以下内容をピックアップしてみました。どうぞお手にとってごらんください。・東京・世田谷の国立成育医療研究センター内に、日本で初めてという重い病気を持った子どもと親のための「もみじの家」を設立した喜谷昌代さん。80歳になった今もボランティア活動に情熱を注いでいます。
・佐々木茂良さんが初めて富士山に登ったのは63歳のとき。(シーズン中は)毎日!登山して今年で13年になるそうです。今日は佐々木さんのあとを追って、スタッフは1390回めの富士登山に同行ルポしました!
・華やかなドレスに身を包みライブハウスで歌い踊る、その名はトワイライトシスターズ。トワイライト=黄昏って最高なのよ、と声を揃える「アラ(ウンド)古稀(70)」ジャズボーカルの3人組に密着すると。
・堀内和子さんいつも素足にヒールのパンプスを履いています。「あら、せっかくおしゃれしたら、ペタンコは悲しいでしょ」とこともなげに言う73歳です。
・ピンポンの発祥はイギリスってご存知でしたか。イギリス人には身近で馴染み深いスポーツだそうで、ピンポンは認知症の症状を改善し、先送りさせると最近医学的に証明されたとか。
・ひとりかふたりで切り盛りする小さな店。掃除や準備、サービスにもゆき届いた心くばりが。「このお店、入るだけでなんだか気持ちいい」。おいしさって味だけではないんですね。
・西鉄黄金期を支えた伝説のプロ野球選手・中西太さんは83歳。日ハムの優勝を確信するなど野球への情熱は相変わらずです。その活力の源は?
・藤岡弘、さんといえば元祖仮面ライダー。しかし最近ではバラエティ番組に出演し、邪気のない笑顔で見る人を和ませています。おおマイボーイフレンドよ!
・86歳の女性バーテンダー・鈴木喜代子さん。今夜も静岡・伊東のトリスバーでシェーカーを振っています。その所作、制服姿の格好よいことといったら!
・染色家の柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)さんの作品は、年齢を重ねるごとに研ぎすまされ明快になっています。「僕は今描きたいものを描こうと決めた。明日どうなるかはわからないからね」。94歳いまだ現役です。
・2016年10月、卓球W杯のアメリカ大会で史上最年少、日本人初のシングルス優勝を成しとげた平野美宇選手。夏のリオデジャネイロオリンピックでは団体女子のリザーブ選手だった。悔しさを糧に? ぴかぴかの16歳!
・川上弘美さん書き下ろし「儀式」。またもや不思議な! そして読み応え十分な短編小説。
・江國香織さんに聞いた本『雨水を飲みながら』。作家・A.Kシャルマンに江國さんは20年前に会いに行っていたのですって!
「つるとはな」第4号
価格:1404円(税込、送料無料) (2016/12/8時点)
バックナンバーはこちら