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#永野修身「山一證券復活を目論む男の人財力」

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山一證券復活を目論む男の人財力」永野修身*1 著(河出書房新社

「これは内閣の判断です」・・・歴史は何度でも繰り返します。

今から20年前の1997年11月24日、当時“4大証券”とうたわれた「山一証券」が自主廃業に追い込ま れました。株価の急落と損失隠しが引き金となって破綻した事件です。

世間を揺るがした事件は、時間とともに忘れ去られていきますが、

事件の渦中にいた人たちの中から「今だから語れる」とばかりに

知られざるいきさつや秘話が本になって出てくることがあります。

20年経過すると当時の利害関係者も表舞台から去り、

ものが言えるようになるからかも知れません。

当事者が語る「時効スクープ」には、都合の悪いことは掲載されていませんが、

事件をもう一つの視点から見ることができます。

いくつかの視点を組み合わせることで、重複するものとそうでないものが鮮明に見えてきます。

「過去に学ぶ」とは見えてきたものをもとに、

なぜそうなったのかを検証して、次の世代に繋げることなのでしょう。

 

 

「私らが悪いんです。社員は悪くありません」

 山一が経営破綻した日の記者会見で号泣する野沢正平社長(当時、79)の姿は、強烈な印象を社会に与えた。

 約85人の部下を率いる千葉支店(千葉市)の副支店長だった永野修身さん(59)は、その様子を支店内のテレビで同僚らと見ていた。「ちきしょう」と、あちこちで声があがった。「(営業で他社に対し)千葉では連戦連勝だった。一体なぜ」と思ったという。 

「慣例だから、上が言うから…」破綻20年、山一の教訓:朝日新聞デジタル

 

 

 

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*1:マーキュリースタッフィング取締役。山一證券にて個人営業でトップセールス。「日本のトップセールスマン」として「日経ベンチャー誌/1990年4月号」において紹介される。その後、メリルリンチ日本証券を経て大手人材派遣会社に入社。営業職派遣等、営業管掌。 金融業界・人材業界で築きあげた人材ネットワークやFP教育機関・大学ビジネススクール等、外部機関との提携により、募集求人広告だけでは集まらない人材募集・登録活動を展開。