本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

週間ベスト10

文庫部門のランキングです。 大阪・ジュンク堂書店大阪本店調べ(10月23日~29日) // 1「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上」ピーター トライアス 著(早川書房) 2「祈りの幕が下りる時」東野圭吾 著(講談社) 3「ユナイテッド・ステイツ・オ…

地図と空想の旅の本

本日登場の本 // 「地図マニア 空想の旅」今尾恵介 著(集英社インターナショナル) 長年に渡り地形図を眺め、その時代、その土地についての研究を重ねてきた著者の、地図研究家としての情熱、その技法が一冊の本に! アマゾンの書評だけでは何が書かれている…

週間ベスト10

単行本ノンフィクション部門のランキングです。 トーハン調べ(10月23日~29日) // 1「九十歳。何がめでたい」佐藤愛子 著(小学館) 2「毎日かあさん13 かしまし婆母娘(ばばははむすめ)編」西原理恵子 著(毎日新聞出版) 3「聖域 関東連合の金脈とVIP…

メディアの本が続々登場

専門書店のようなコーナーが出現。それでも書店員は補充注文に追われています。 // このところ放送や映像メディア関連の新刊本が立て続けに発行されています。普段は政治・経済・国際関連の新刊本が並ぶ一角を整理して、メディア関連コーナーができてしまい…

ロングセラー「思考の整理学」に注目集まる

紹介が殺到しました。品切れです。 // 「思考の整理学」外山滋比古 著(筑摩書房) アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。 ロングセラーの文庫です。著…

DOOR to DOOR

今日登場した本。 // 「「移動」の未来」エドワード・ヒュームズ 著(日経BP社) ヒトの動きとモノの流れが、いま、変わりはじめた―― 気鋭のピューリッツァー賞ジャーナリストが描く交通・物流(トランスポーテーション)の「見たくない現実」と「見えてきた希…

平松洋子さんおすすめの5冊

ジャーナリストの佐々木俊尚さんとエッセイストの平松洋子*1さんの対談。「台所という環境の中に、経済だけではなく政治や思想が入り込んでくる。という示唆は重要」と語る平松さんの推薦本をまとめてみました。 // 朝日新聞2016年10月27日の紙面より 「戦争…

佐々木俊尚さんおすすめの5冊

時代は「持たない生活」へ・・・読書週間を前に、エッセイストの平松洋子さんとジャーナリストの佐々木俊尚*1さんが、これまでの暮らしとこれからの暮らしを考えるトークを行いました。推薦本をまとめてみました。 // 朝日新聞2016年10月27日の紙面より 「イ…

週間ベスト10

経済・経営・ビジネス書部門のランキングです。 東京・八重洲ブックセンター本店調べ(10月16日~22日) // 1「住友銀行秘史」國重惇史 著(講談社) 2「「会社四季報」業界地図 2017年版」(東洋経済新報社) 3「やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める…

殺人犯はそこにいる・文庫Xの影響力とは

突然問い合わせが増えはじめた本です。 // 「殺人犯はそこにいる」清水潔 著(新潮社) 5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか?なぜ「足利事件」だけが“解決済み"なのか?執念の取材は前…

江戸を愛して愛されて

杉浦日向子の新刊が登場しました。単行本未収録の、江戸に関する文章に加えて、全集に収録されたため単行本として公開できなかった漫画も収録されています。書店の固定客には生前の杉浦を知る人も多く、結構な人気です。 // 「江戸を愛して愛されて」杉浦日…

LIFE大百科が大量入荷

QJ最新刊はコメディ番組の特集号。ヒットネタ満載。 ネタの宝庫が大量に入荷しています。 // 50ページ特集。内村光良を座長とするNHKのコント番組『LIFE!』。通年放送となった4月からは星野源の“うそ太郎”のキャラ開花、本格派女優である吉田羊が加入し、…

「何様」とは、「何者」のアナザーストーリー

ようやくランキング5位に登場したのがこの本 // 「何様」朝井リョウ 著(新潮社) 生きていくこと、それは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。光を求めて進み、熱を感じて立ち止まる。『何者』アナザーストーリー6篇。書下ろし新作も収録…