本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

雑草をノックアウト

春から初夏にかけて売れ行きを九に伸ばす本の代表格が園芸関連のテキストです。

人気の花卉類を取り上げると売り上げが伸びます。

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売り上げ上位の代表格が「バラ」です。バラは手入れがほどほどに難しく、世話をかければかけただけ美しい花が咲くことからファンも多く、5~6月の定番商品といっても過言ではありません。番組と連動したイベントも毎年企画され、その会場でもよく売れるそうです。

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話題はバラからはずれますが、園芸関係の出版編集者から仕入れた情報です。

これからの季節は草取りが重労働。しかし、除草剤は人体に有害そうであまり使いたくない。(・・・というのも昔の除草剤には催奇性のダイオキシンなどが平気で使われていたことを放送局員は知っています)とつぶやいたところ、その関係者が「こんなものが最近はやっている」と、人ごとのように教えてくれました。

それは・・・「人畜無害の除草剤」です。

商品名は「ウィードブライト」 防護服やめがね、手袋は必要ありません。人・ペット・環境に優しい!と偉い鼻息です。

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本当に人畜無害かどうか、効き目はあるか、検証記事はまだ見当たらないので安請け合いは出来ませんが、調べてみるとなかなかおもしろそうな商品です。

原材料:粗蛋白質,粗脂肪,粗繊維,塩化ナトリウム,イソクエン酸塩,多核芳香族炭化水素,カルシウム 

 表示を見る限り、怪しい化学物質名はありません。雑草をノックアウトする秘密とはなんでしょうか。

原料は食品添加物100%で、農薬系薬剤は使用しておりません。土壌を弱酸性に保つので後で雑草が生えにくいです(3-6ヶ月で土壌が回復しますが土壌の質や気候により変わります)。住宅・駐車場・墓地・空地・道路などの部分除草に最適です。

 つまり、土壌を植物が生育できないほどの弱酸性にすることで、雑草を枯らしてしまう仕組みなのだそうです。ですから、観葉植物や野菜などの間に撒くことは御法度です。また、薬剤を適度に薄めるため、大量の水も同時に撒かないといけなく、商品の単価も高そうです。

商品の効能書きを読むと、使用場所を選んで使った方がいいことがわかります。

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植物が育って欲しくない場所に生えた雑草が対象ということです。園芸関係者が人ごとのように紹介してくれた意味がわかりました。