今日の平台は。2冊の新刊がお目見えです。
「硝子の太陽R-ルージュ」誉田哲也 著(光文社)
祖師谷で起きた一家惨殺事件。深い闇の中に、血の色の悪意が仄見えた。捜査一課殺人班十一係姫川班。警部補に昇任した菊田が同じ班に入り、姫川を高く評価する林が統括主任として見守る。個性豊かな新班員たちとも、少しずつ打ち解けてきた。謎の多い凄惨な事件を前に、捜査は難航するが、闘志はみなぎっている―そのはずだった。日本で一番有名な女性刑事、姫川玲子。凶悪犯にも臆せず立ち向かう彼女は、やはり死に神なのか?
医学生ゲバラは友人ピョートルとオンボロバイクにまたがり、南米大陸を駆け巡る。放埒な人妻、偉大な詩人、抑圧された人々、病に苦しむ患者と接し、次第に目覚めていく…。没後50年(2017年)、生誕90年(2018年)にゲバラを、キューバ革命を、そしてラテンアメリカを書き尽くす4部作の第1弾!
小説の新刊は街場の書店で大々的に売られている上、鮮度が命なので「早めにお求めいただきたいところです」とは書店員のつぶやきです。
比較的長期で売って行きたいものはフェアとして企画するのが本屋の作戦で、次回のフェアはリクシル出版の本を約20冊集めた小フェアに決まりました。
リクシル出版って聞いたことがないと言うと、建築材料・住宅設備機器業界最大手の会社「LIXIL」の出版部門が出している本だそうです。
建築関係の本ももちろんありますが、書店員が目をつけたのは石とか植物、骨や精霊といったちょっと変わった写真集?です。住宅設備とどんな関係があるのかは、出版社の人に聞かないと分かりませんが、建築の世界に籍を置いている人はアートにアンテナを貼っている人が少なくないので、リクシル出版社がこの手の本を発行する理由もわかるような気もします。