文芸部門のランキングです。
東京・青山ブックセンター六本木店調べ(8月20日~26日)
- 1「コンビニ人間」村田沙耶香 著(文藝春秋)
- 2「困難な結婚」内田樹 著(アルテスパブリッシング)
- 3「LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵」高城剛 著(パブラボ)
- 4「翻訳できない世界のことば」エラ・フランシス・サンダース 著(創元社)
- 5「危険なビーナス」東野圭吾 著(講談社)
- 6「また、同じ夢を見ていた」住野よる 著(双葉社)
- 7「ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル」NHK「ブラタモリ」制作班 著(KADOKAWA/角川書店)
- 8「お茶をどうぞ: 対談 向田邦子と16人」向田邦子 著(河出書房新社)
- 9「ハリネズミの願い」トーン・テレヘン 著(新潮社)
- 10「強父論」阿川佐和子 著(文藝春秋)
1「コンビニ人間」村田沙耶香 著(文藝春秋)
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。
2「困難な結婚」内田樹 著(アルテスパブリッシング)
今より幸せになるために結婚してはいけません──
悩めるあなたへ贈る、「真に役立つ」結婚論。
「結婚前の人は、したくなる。結婚している人は、気楽になる。
そのためにこの本を書きました」──内田樹
3「LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵」高城剛 著(パブラボ)
ムダのないパッキングこそが、飛躍的に移動距離を延ばし、リスクに備える知恵をもたらし、人生をバージョンアップさせる!年間100便以上の飛行機に乗り、50ヵ国以上訪れる。日本に滞在しているのは1年のうちわずか2ヵ月強。住まいの拠点を持たない高城剛は、生活必需品をスーツケース2個に収め、日々を生きている。彼にとっての「要」「不要」の視点は、旅行スタイルの「進化」の果てに行き着く「未来」を見つめている。
4「翻訳できない世界のことば」エラ・フランシス・サンダース 著(創元社)
FORELSKET フォレルスケット/ノルウェー語―語れないほど幸福な恋におちている。COMMUOVERE コンムオーベレ/イタリア語―涙ぐむような物語にふれたとき、感動して胸が熱くなる。JAYUS ジャユス/インドネシア語―逆に笑うしかないくらい、じつは笑えないひどいジョーク。IKUTSUARPOK イクトゥアルポク/イヌイット語―だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。…他の国のことばではそのニュアンスをうまく表現できない「翻訳できないことば」たち。
5「危険なビーナス」東野圭吾 著(講談社)
弟が失踪した。彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。楓は夫の失踪の原因を探るため、資産家である夫の家族に近づく。兄である伯朗は楓に頼まれ協力するが、時が経てばたつほど彼女に惹かれていく。
6「また、同じ夢を見ていた」住野よる 著(双葉社)
きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない“私”が出会ったのは手首に傷がある“南さん”とても格好いい“アバズレさん”一人暮らしの“おばあちゃん”そして、尻尾の短い“彼女”だった―
7「ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル」NHK「ブラタモリ」制作班 著(KADOKAWA/角川書店)
旅が何倍も楽しくなる!NHK『ブラタモリ』待望の書籍化!富士山はなぜ美しい?人はなぜ富士山の山頂を目指す?東京駅の巨大地下空間は歴史の生き証人!?真田の城造りのスゴさを知る!河岸段丘の上に造られた天空の城下町。
ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田)
- 作者: NHK「ブラタモリ」制作班
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8「お茶をどうぞ: 対談 向田邦子と16人」向田邦子 著(河出書房新社)
対談の名手と言われた向田邦子が、黒柳徹子、森繁久彌、久世光彦らと語った傑作対談集。テレビと小説、食やおしゃれ、男の品定め等。
9「ハリネズミの願い」トーン・テレヘン 著(新潮社)
親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。……でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか? オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。
10「強父論」阿川佐和子 著(文藝春秋)
「子供に人権はないと思え。文句があるなら出ていけ。のたれ死のうが女郎屋に行こうが、俺の知ったこっちゃない」……娘のちょっとした口応えに対して、弘之氏は烈火のごとく怒り、このように言い放ちます。これは弘之氏の口癖でした。
「老人ホームに入れたら、自殺してやる!」……元気な頃の父は、こうくり返していました。足腰が弱ってからは渋々、老人病院に入院しましたが、そこでも「すきやきが食べたい」「ワインが飲みたい」とわがまま放題なのは変わりませんでした。
いまや絶滅寸前の、怖くて強い父親ぶりが存分に描かれます。