文芸部門のランキングです。
大阪・紀伊國屋書店梅田木店調べ(3月27日~4月2日)
- 1「リバース」湊かなえ 著(講談社)
- 2「イノセント・デイズ」早見和真 著(新潮社)
- 3「あの日、あの曲、あの人は」小竹正人 著(幻冬舎)
- 4「火花」又吉直樹 著(文藝春秋)
- 5「暗黒女子」秋吉理香子 著(双葉社)
- 6「ビブリア古書堂の事件手帖7」三上延 著(KADOKAWA)
- 7「旅猫リポート」有川浩 著(講談社)
- 8「ケーキ王子の名推理2」七月隆文 著(新潮社)
- 9「君は月夜に光り輝く」佐野徹夜 著(KADOKAWA)
- 10「独立記念日」原田マハ 著(PHP研究所)
1「リバース」湊かなえ 著(講談社)
深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある“クローバー・コーヒー”に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのか―と。
2「イノセント・デイズ」早見和真 著(新潮社)
田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。
3「あの日、あの曲、あの人は」小竹正人 著(幻冬舎)
『スノードーム』のモチーフは登坂広臣の切ない恋の思い出だった。岩田剛典だけに話した、『最後のサクラ』の本当の結末。「HIROさんと彩さんにサプライズで曲をプレゼントしたい」という、『Bloom』誕生のきっかけとなったEXILE ATSUSHIの一言など……。『花火』『Unfair World』を手がけた作詞家が明かす、名曲誕生の舞台裏。
4「火花」又吉直樹 著(文藝春秋)
売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。第153回芥川賞受賞作。芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。
5「暗黒女子」秋吉理香子 著(双葉社)
ある女子高で、最も美しくカリスマ性をもつ女生徒が死んだ。一週間後に集められたのは、女生徒と親しかったはずの文学サークルの仲間たち。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ――。果たして女生徒の死の真相とは? 全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!
6「ビブリア古書堂の事件手帖7」三上延 著(KADOKAWA)
ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく――。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった……。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。
ビブリア古書堂の事件手帖7 ?栞子さんと果てない舞台?<ビブリア古書堂の事件手帖> (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
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7「旅猫リポート」有川浩 著(講談社)
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。
8「ケーキ王子の名推理2」七月隆文 著(新潮社)
ケーキを愛する女子高生・未羽は、世界一のパティシエである青山から店のケーキバイキングに招待された。夢の時間が始まったそのとき、外国人の美女が乱入。彼女は青山とただならぬ因縁があるらしく―!?未羽の新しい友達、颯人のリベンジをかけたコンクール、そして青山の秘められた過去が明らかに。恋も悩みも、お菓子の知識で鮮やか解決。未羽と颯人の青春スペシャリテ2弾。
9「君は月夜に光り輝く」佐野徹夜 著(KADOKAWA)
大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間が再び動きはじめた。今を生きるすべての人に届けたい最高のラブストーリー。
10「独立記念日」原田マハ 著(PHP研究所)
恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失…。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷いや悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。