アメリカの親中派はこうして敗れた。過激化する中国の海洋進出に、米国は、そして日本はどう立ち向かえばいいのか?

防衛省の職員たちが慌てて買い求めたといわれる本がピーター・ナヴァロ 著「米中もし戦わば」*1です。表紙の装丁がよく似ているため、「続編か」と勘違いして手に取る人が多い本が店頭を賑わせています。

本書の著者はピーター・ナヴァロとは別人のマイケル・ファベイ。

その経歴はよくわかりません。国際関係研究所の德地秀士客員所員が解説についているので信頼できる本といえそうです。

ものを伝える立場から言うと、書かれている論調に引きずられるのではなく、書かれている事実を見極め検証する姿勢が大切だと聞きました。

手に入る情報は多いに越したことはありませんが、良質の情報が欠けていると役に立つどころか弊害にもなります。本書を購入された放送局員はいまごろ裏とりに走り回っているのかも知れません。