「未来技術に投資しよう」野村證券投資情報部編(日本経済新聞出版社)
筑波大学には 大学からの技術移転などを元に設立した「筑波大学発ベンチャー」があります。
新たな技術やビジネス手法を生み出す”スタートアップ企業”です。
1.大学の教職員、学生・院生(以下、学生等)を発明人とする特許をもとに起業(特許による技術移転型)
2.1.以外の大学で達成された研究成果または習得した技術に基づいて起業(特許以外による技術移転(または研究成果活用)型)
3.大学の教職員、学生等がベンチャーの設立者となったり、その設立に深く関与するなどした起業。ただし、教職員、学生等が退職、卒業等した場合については、当該ベンチャー設立まで他の職に就かなかった場合または退職や卒業等から起業までの期間が 1年以内の事例に限る。(人材移転型)
4.大学、TLOやこれらに関連のあるベンチャーキャピタルがベンチャーの設立に際して出資をした場合(出資型)
投資家に対する還元を最優先する一般企業とは違い、
事業を行いながら社会貢献もあわせて実現するという大義が特徴です。
ベンチャーというとアメリカのような環境でないと成功しないイメージがあります。
事業が見えにくい、理解が進まないという日本型ベンチャーを
支援するため、野村総研が筑波大学発ベンチャーに焦点をあててまとめたリポートです。