週刊東洋経済2018年8月4日号BOOKS&TRENDSで紹介された本です。
「金融政策に未来はあるか」
デフレ脱却と景気浮揚を標榜する
アベノミクスの出口戦略は? 仮想通貨の登場後も金融政策はこのままでよいのか?
バブル崩壊前後の日本の経験を踏まえ、金融政策を理論と現実の両面から総点検し、何が金融政策で可能なのか、日銀と政府の役割は何か、新しい制度設計を見据え、再検討する。金融政策と日本の未来を考える1冊。
「好き嫌い―行動科学最大の謎―」
人の好き嫌いは説明できない、というのが常識だ。しかし
ビッグデータ、IoTの時代、企業が的確に顧客の好みを見ぬいていると、私たちはうすうす勘づいてもいる。本書の著者は心理学から哲学、
社会学、生物学、
行動経済学までを取材し、さらに人がものを選び選ばせる現場への潜入をも敢行する。ネットフリックス、イェルプ、スポティファイ―そうした媒体で用いられる手管を知ることで見えてくる意外な真実とは?人間の「好き嫌い」を左右する原則を解剖し、その底知れない面白さを説く。ビジネスの場から日常で迷ったときまで幅広い役に立つ、現代人必読の書。
トム ヴァンダービルト
早川書房 2018-06-19
「東大→JAXA→人気数学塾塾長が書いた 数に強くなる本 人生が変わる授業」
東京大学→
JAXA→人気数学塾塾長と、数字のチカラを武器に人生を切り開いてきた著者による「数に強くなる」ための本。
これまで20年以上、多くの学生や社会人の個別指導で実績を残し、数に弱い人がどれだけ数字にコンプレックスを持っているかを熟知した著者が、数に強くなるためのノウハウをマンツーマンの授業をするかのように語りかける。
すべての「授業」を読み終えていただいたとき、あなたはきっと数が表す豊かな概念を理解し、数字に愛着と自信が持てるようになっているはずです。数字を通して今まで見えなかったものが見えるようになり、思考プロセスの中で数字が最も確かな拠り所になるという知の革命によって、あなたの人生は大きく変わることでしょう!
「デジタル資本主義」
デジタル革命は資本主義の“常識”を覆す。
その変化は
GDPという従来の指標では捉えきれない。
新たに生み出される経済社会は、巨大企業が支配し、ロボットが雇用を奪う「純粋デジタル資本主義」になるのか。
あるいは個人のスキルや未稼働資産が価値を生み出す資本となる、「市民資本主義」か、
多くのモノが無料となり、労働と余暇の区別も消滅した、SFのような「ポスト資本主義」なのか。
大胆なシナリオを描き出す。