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#営業は自分の「特別」を売りなさい

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「営業は自分の「特別」を売りなさい」トーマス・ラッポルト 著(飛鳥新社

営業のステージは6まであると著者は言います。
最初のうちはガツガツ売るという、典型的な営業のイメージです。
売るためには夜討ち朝駆け、人が厭わないこと。
つまり人が嫌がることもためらわずにやることで売り上げに繋げるというイメージです。
でもこれは自分を犠牲にしてまで商売に手を染めることです。
意のそぐわないことをやり続けることはストレスを抱えることになります。
ストレスを抱えたまま走り続けると無理が体に出てきます。
その結果どうなるかを田中圭一さんは「うつぬけ」で書きました。

 

そうならないためにどうしたらいいか。
著者が提案するのはステージを上がること。
つまり、売り込まなくても、人の役に立ちながら、選んでもらえる技術を身に付けることです。
読んで見て気づいたのは、興味のあることを継続するというシンプルな法則です。
自分自身がやりたいことをやる。
つまり専門性を高めることで自分のプランド。つまり価値を高めることが大切なのです。
自分という資産を磨き上げ、人が頼って来ざるを得ない存在になることです。
これは堀江貴文や落合陽一といったトップランナーが言っていることと同じです。

信用と言う名前の資産を作ることです。
自由な時間と十分な収入を得るためにはどんなに狭くてもいいから自分の土俵で戦うこと。

営業と言う仕事も同じです。

堀江貴文や落合陽一といったトップランナーたちが語り続けることと同じ。自分の好きを極めること。もしくは仕事を自分の土俵に引きずりこむことが結果として自分を救うことにつながるのです。