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本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

メディアのことばを読み解く7つのこころみ

登場したのがこの本。

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「メディアのことばを読み解く7つのこころみ」名嶋義直 著(ひつじ書房

言語学者・言語教育者がいまなぜメディア談話を批判的に分析するのか、その意義はどこにあるのかについて、さまざまなアプローチでテレビ・新聞・記者会見・インターネット上の情報等のメディア談話を批判的に分析した。
執筆者:庵功雄、今村和宏、大橋純、神田靖子、名嶋義直、野呂香代子

「批判的ということは寛容的であること」と著者の名嶋義直(琉球大学 グローバル教育支援機構 国際教育センター教授)は提言しています。メディアが発するメッセージを鵜呑みにせず批判的に見る目が大切です。2015年3月22日に仙台にて開催された国際シンポジウムの講演をもとにまとめられたこの本は、ふだん視聴者や読者が目にすることのないメディアの内側から様々な論点を引き出しています。

「平和と脱原発を考えるためのメディア・リテラシー」  今村和宏

社是、外部権力からの圧力、自主規制
4.2 商業的な判断、読者層(視聴者層)、地域性、媒体の特性
4.3 記者の興味、予算、時間の制約、わかりやすさ
4.4 掲載場所(放送時間帯)
4.5 社是の拘束力:産経新聞東京新聞ではどちらが自由か
4.6 社内の力関係

http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-841-3.htm

報道されるニュース一つとっても批判から逃れられません。現場取材のにあたる記者の興味や社内の事情に編集や経営の力関係などでニュースの扱われ方が変わってくるのです。現実は一つなのに切り取り方や構成の仕方でまったく違う印象を持つ記事になってしまうのです。改めて論じられる指摘に、膝を叩くメディア関係者も少なくないように思います。

特定秘密保護法」「原発事故と原発」「マスコミの言説に潜む誘導性」とシンポジウムのテーマはきわめて刺激的です。 批判的リテラシーは外から与えられるものではなく自らが考え育てるものであるようです。

メディアのことばを読み解く7つのこころみ

メディアのことばを読み解く7つのこころみ

 

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