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楽しい食品成分のふしぎ 調理科学のなぜ

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「楽しい食品成分のふしぎ 調理科学のなぜ」松本仲子 著(朝日新聞出版)

身近な料理についての「調理科学の不思議」は面白く人気のテーマ。
本書では、食品の成分の特性や変化について、わかりやすく解説。
調理には、ひと手、ひと手に理由があり、理解すると失敗がなく応用が利く。この本で誰のレシピでもない、自分の好きな味、自分が本当においしいと思う料理をつくることができる、料理好き必読書。

日々の献立に悩む人が手に取る「レシピ本」ではありません。野菜を色鮮やかに煮るにはどうしたらいいのか?肉を柔らかく調理するにはどうしたらいいのか?科学の視点から料理を眺めたものです。料理番組では時間を短縮するため、あらかじめ調理した料理が出てくる場合があります。放送用語で「消えもの」と呼ばれる献立を作るのは料理助手と呼ばれる専門スタッフです。

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限られた時間の中でテレビ映りも考えて調理する手際はプロの仕事。料理を理詰めで考える人たちに「レシピ本」は人気ありませんが、「なぜ」に答える本は手応えがあります。

楽しい食品成分のふしぎ 調理科学のなぜ

楽しい食品成分のふしぎ 調理科学のなぜ