本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

次の震災について本当のことを話してみよう。

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「次の震災について本当のことを話してみよう。 」時事通信社 編(時事通信社

【今すぐできること】
南海トラフ地震のような大規模災害では公的な支援は不足する。自助が基本。家の耐震化は見栄えさえ気にしなければ安くできる。
進学、結婚で新しい土地に住む時は地盤と建物を選ぶ。そんなのは無理という人も、家具だけは止める。
みんなが家具を止めれば、大震災の被害は圧倒的に減る。まずは自助の基本、耐震化と家具固定を率先する。
今すぐできることはたくさんある!

アマゾン・カテゴリー災害ベストセラー一位

痛い目に遭っても、痛い目に遭ったことは覚えているけど、痛い目の本質に向き合わない。

自分も含め、反省しきりの本といえます。

放送局がやるべきことは、集中豪雨的に大騒ぎするのではなく、

毎日のようにつぶやきながら、「関心」という「火」を消さぬようにする

「不寝番」的な役割かも知れません。

本書のように、実際に自分の周りで起きるであろう出来事に置き換えるのも一つの方法です。

「聞こえるはずの町の雑踏が聞こえなかった」「古い家屋を解体したような異臭が町全体に立ちこめていた」「トイレが使えずに下水道のフタを開けて用を足した」・・・

阪神大震災東日本大震災で現場に赴いた人から聞いた現場の様子は、

眠り描けた警戒心を揺り起こす作用があります。