本屋は燃えているか

ブックストアの定点観測

週間ベスト10 2017.10.24

ランキングです。

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東京堂書店神田神保町店2017/9/26調べの週間ベストセラーです。

 

 

 

1「ランチパスポート神保町・神田版 秋葉原御茶ノ水・水道橋・飯田橋 Vol.11」(DRCマーケティング

2「東京時間旅行」鹿島茂 著(作品社

日本の近代を創った上野の博覧会、震災と空襲で郊外へ向かった文学者たち、1964年の五輪における都市大改造、古書街・神保町で過ごした思い出…。時代とともに絶えず変貌する東京150年の歩みを、博覧強記の文学者が独自の多彩な視点でたどりなおす。

3「澁澤龍彦ドラコニアの地平」 世田谷文学館 編(平凡社

没後30周年大回顧展公式図録。息づかい伝わる草稿・創作メモ、愛蔵の品々や蔵書、美しい単行本の装幀、偏愛した美術品や作家たち。

4「ロシア革命100年の謎」亀山郁夫沼野充義 著(河出書房新社

ロシア革命は善か悪か?文学・芸術が先導した歴史上比類なき革命!理想社会の建設はなぜ矛盾に引き裂かれた?1917年知られざる真実。

5「Black Box」伊藤詩織 著(文藝春秋

信頼していた人物からの、思いもよらない行為。しかし、その事実を証明するには―密室、社会の受け入れ態勢、差し止められた逮捕状。あらゆるところに“ブラックボックス”があった。司法がこの事件を裁けないのなら、何かを変えなければならない。レイプ被害に遭ったジャーナリストが、自ら被害者を取り巻く現状に迫る、圧倒的ノンフィクション。

 

6「菊地成孔の粋な夜電波 シーズン1-5」菊地成孔 著(キノブックス)

あなただけ今晩は。悲しみよ今日は。そして武器よさらば。人気ラジオ番組、待望の書籍化。「神回」多数収録!台本&トーク・ベストセレクション109篇。セットリスト併録。

7「街場の天皇論」内田樹 著  (東洋経済新報社

ぼくはいかにして天皇主義者になったのか。立憲デモクラシーとの共生を考える待望のウチダ流天皇論。

8「こわいもの知らずの病理学講義」仲野徹 著(晶文社

ひとは一生の間、一度も病気にならないことはありえません。ひとは必ず病気になって、死ぬんです。だとすれば、病気の成り立ちをよく知って、病気とぼちぼちつきあって生きるほうがいい。書評サイト「HONZ」でもおなじみ、大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義。しょもない雑談をかましながら病気のしくみを笑いとともに解説する、極上の知的エンターテインメント。

9「さよなら、田中さん」鈴木るりか 著(小学館

田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るくたくましいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで生きている。この母娘を中心とした日常の事件を時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で鮮やかに描ききる。「12歳の文学賞」史上初3年連続大賞受賞。5編からなる連作短編集。圧倒的小説デビュー作。

10「〆切本 2」左右社編集部 編(左右社)

1 今に死ぬ、どうしても書けぬ(作家の生活(源氏鶏太
書簡・明治四十年(二葉亭四迷) ほか)
2 編集者はつらいよ(手紙/はがき・昭和八年/十一年(萩原朔太郎
虚子さんの文章(滝井孝作) ほか)
3 〆切タイムスリップ(さようなら(團伊玖磨
「骨の肉」の思い出(河野多惠子) ほか)
4 助けておくれよ、家族(妻と作家は両立するか(神近市子・岡本かの子・今井邦子・宇野千代・中條百合子・美川きよ・平林たい子
愛猿記(子母澤寛) ほか)
5 〆切幻覚作用(化物(野間宏
研究室裏の空想(木下杢太郎) ほか)
6 それでも〆切はやってくる(締切り(井上靖
晩年の父犀星(室生朝子) ほか)
10 〆切の刑(ハナモゲラ語の思想(タモリ
読者へ(野坂昭如))