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#畠山理仁「黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い」

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「黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い」畠山理仁 著(集英社

 

この本は、選挙に落選してもまた立ち上がる“無頼系独立候補”たちの戦いを20年間にわたって追い続けてきた私の集大成です。もっとも、現在進行形のことも多く、どこで区切るか非常に悩みました。しかし、それでも候補者の皆さんの生き様は読んだ人に勇気と元気を与えるものだと自負しています。 

お読みいただければわかりますが、皆さん、本当に「スゴイ!」そして「濃い!」とびっくりすることと思います。そして、「自分ももっと自由に生きていいんだ!」と、明るくなること間違いなしの本です。

フリーランスライター畠山理仁のブログ

「第15回開高健ノンフィクション賞」受賞作品。同氏のブログによると「賞に応募するのは初めて」だったそうですが、「勝負するならこれしかない。賞は取れなくても、最終選考に残って爪痕だけは残したい」という執念が感じられる労作です。

“泡沫“と言われ“黙殺“されてきた、「無頼系独立候補」たちに光をあててくださった著者の畠山氏に感謝です。私を含め多くの無名候補者たちも、憲政の神様に認められた気分です。

マック赤坂の愚直さにクリスマスの朝から泣かされるとは思わなかった。 

選挙応援の手伝いと、報道する側の仕事と両方の視点から「選挙」を見たことがあります。テレビや新聞で伝えられることや、ネット上で飛び交う流言飛語のどちらからも現場の実態が伝え切れていないことがわかります。当事者の至近距離に寄り添って何が語られ、何が語られなかったかを直に聞くことの大切さが分かります。

 

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